占術をたしなんでおり、色々と関連商品を買いあさった中の一つです。 タイトルの「じてん」と言い、本文も難しめの言葉がひらがなになっていたりと、児童書めいた配慮も見られ、対象は完全に女の子向けで、占いの解釈も同性の友達付き合いを円滑にする事や、男の子へのアプローチがメインになっています。不思議なものに興味のある小学生から夢見がちな女子校生ぐらいまでが対象年齢でしょう。実際に親戚の女の子に喜ばれたと言うレビューがあります。 しかし、この本は女児向けである事を理解したうえで紐解いてみると「占い大事典」の名に値する、あなどれない情報量と基礎的な知識がふんだんに詰め込まれています。 大事典だけに12の項目に分けて古今東西のあらゆる占術を(少女でも)わかりやすく手堅く解説しています。 12星座・血液型はお約束として置いてあるといったところですが12星座ではエレメントの概念や活動・不動・柔軟の区分や簡単なホロスコープの説明まで書かれています。 誕生日から守護天使を割り出す誕生日占い(簡単なチャートで誕生日の曜日がわかる事に驚きました)、カバラっぽい運命数を使った恋や未来の読み方の指南。 で、更には東洋の分野で手相の見方や風水までをも、複数の監修者が執筆しています。 しかし最も興味深いのは「世界のカンタン占い」の項目で、ヨーロッパやアメリカの一部に古くから伝わる占術を多数とりあげています。特にフランスのものが多いですね。「ドイツのプラナー占い」は、ペンデュラム(振り子)を用いたダウジングそのものです。 成人でも占術を肯定的にとらえ、この本のカラー(悪く言えばスイーツです)を受け入れれば値段相当の読み応えはあるかと。分厚くていい紙を使ってます。ただ、パステルカラーを多様したページは薄緑にピンクの文字を並べるなど、明るい所でないと少々みづらいですね。 冒頭のカラー占いは親しい人と楽しめました。