「強迫性障害が治る」とは、どういう事か。「強迫性障害とともに生きる」とは、どういう事か。その人なりの治るや強迫性障害と共に生きて行く人間の生きざまについて、詳細に問いかけた本です。
人はそれぞれ、生まれ育った環境、成育歴があり、強迫が改善されて行く過程においてもそれは、無視できるものではなく、その治療過程においても、環境、成育歴は大きな影響を与えます。
この本は 症状タイプの違う8名の人の強迫の改善過程(人生過程)が描かれており、それら一人一人の生きざまは、今まさに症状に苦しんでおられる人や、そのご家族にとっては、大きな参考になり、
「きっと治るんだ」「強迫性障害になったからって決して不幸ではないんだ」「色んな生き方がある」
と強く励まされる物になる気がします。
本人が強迫性障害、夫や子供さんが強迫性障害 と立場の違ういろんな方の体験も載っていて、その心の過程はかなり衝撃的です。
これ程 私の気持ちを 手に取るように分かってもらえたのは はじめての経験で
「強迫性障害になったからって特別な事ではないんだ」
と強く思え、嬉しかったです。
今まで沢山の強迫本を買いましたが、この本が持つそのオリジナリティが、一番症状の改善に繋がったし、強迫性障害だけではなく、「生きる」と言う事についても、見直すきっかけになったので、みなさんにも是非お勧めしたい一冊です。
本の後半は、専門家さんへのインタビューもあり、心の病全般について、大きな気づきももらえました。
心の病気は 決して特別な物ではないんですね。この本に出会えて、ほんと良かったです。