既に「まぐれ」「ブラックスワン」を購入されたり、図書館から借りて既読の方は手にする必要は
ありません。本書は「ブラックスワン」のために書き下ろされたエッセイを独立させたもので
内容に新味はありません。届いたときはあまりの薄さに驚いたほどです。
「まぐれ」の半分ほどの厚みもありませんから。しかも訳者あとがきと注釈が五分の一を占めています。
例によって「私に言わせれば○○は○○だからwあなた達とは違うんですっwww」と断定口調ですが、それについての説明は著しく不足しており、
本書ではさらに悪化しています。著者のキャラクターといってしまえばそれまでですが。
相変わらずショールズ、マートン、LTCMを扱き下ろす一方、ルービニとマンデルブロを無批判に持ち上げてるのは???
「まぐれ」を読んで感じたような「あ、目から鱗」感はまったく無いですね。
そもそも「ナイトの不確実性」と「ファットテール・リスク」が混同されてますね。そんなことしていいの?
オプショントレーダーが書いた散文調の随筆だと思えばよいかもしれませんが、それならせいぜい¥780ってとこです。