僕は、岡本太郎を誤解していた。昔、テレビのバラエティで見た印象しか覚えていなかったからだ。なんか、“変なおじさん”くらいにしか思ってなかった。
しかし、自分の生活が行き詰まり、書店でこの本を手にとって、一節一節を読んでいく内、熱い!なんて熱いんだ!って気持ちが、こちら側にも乗り移ってくる様な生命力を感じたんだ。
「逃げない、はればれと立ち向かう、それがぼくのモットーだ」
「負けた者こそバンザーイと、大いに胸を張ってにっこりする、これだよ」
「孤独感をもっているのはキミだけじゃない。人間全部が孤独感をもっている。」
「信念のためには、たとえ敗れるとわかっていても、おのれを貫く、そういう精神の高貴さがなくて、何が人間ぞとぼくはいいたいんだ。」
太郎氏の言葉に勇気付けられる。しかし、臆病で弱い僕は、また弱気になる。そしてまた、この書に勇気付けられる。そんなことを繰り返している日々である。