弱い就活とはなんぞや?主な特徴は次の通り。
自己分析をしてはエントリーシートのネタがなく学生生活を後悔し自己否定に陥る。
業界や企業の情報はナビサイトや企業の採用ページだけで済ます始末。自信のなさは学生を
マニュアルへと走らせたり、不確かな情報に振り回され面接官に見抜かれ撃沈する。
著者は学生のこのような就活の相談を普段から受けており、次の考え方を実践する方法を
本書で紹介している。
敵を知り己を知れば百戦危うからず
現在の社会情勢、各業界の事情や動向、業界内での各企業が占める位置、企業の強み、
採用活動における企業の思惑、就職支援会社(ナビサイト)の思惑、採用支援会社の暗躍等、
全て知り尽くすことが強い就活には必須。これらを行わないと企業が必要とする人物像が
具体的に見えてこなかったり、相手の戦略に踊らされる危険が高いからだ。
敵を知らないと戦略の立てようがない。自己分析も相手が求める人物に合わせてアピールを
考えないと効果的ではない。
そのため情報収集の重要性と手段を多く紹介している。雑誌名、書籍名、番組名、新聞の読み方、
合同説明会、企業説明会の利用、OB・OG訪問、インターンの利用。
社会、業界、企業の状況を知った上で、自分の生き方を振り返り、最後の決断を自分で下す。
これらを行ったうえで、筆記試験、エントリーシート、グループディスカッション、
面接等で重要なポイントを紹介し、対策を行っていく。同時にNGとなるポイントも
紹介されている。
企業側、就職支援会社の思惑や採用支援会社の暗躍には、綺麗なHPやナビサイト内の紹介ページ、
さすがと思わせる会社説明会の企画も含まれる。これらのカラクリや事情を暴露し、学生には
踊らされないように警告している。
怪しい就活の都市伝説(例として面接時に出されたお茶を飲むのはOK?NG?)等もTipsとして
盛りだくさん紹介されており、真か嘘か調査、経験等から簡単にコメントされている。
就活の行い方は入社後、自分が現在の会社にいることに疑心暗鬼に陥った時の行動にもきっと影響するはず。
就活時の行動を振り返り、入社理由を再度確認しモチベーションを保てるか、それとも当時の判断を
激しく後悔し退職するか。
全ては強い就活、弱い就活を行ったのか。そのプロセス次第。
ただし本書はあくまで方法論の紹介と情報収集の手助けをしているだけなので
それらを参考にして自分で考え行動し強い就活を実践し、答えを導きだすのはあくまで
自分ということをお忘れなく。答えに正解などないのですから。
調査方法が簡単な紹介程度にとどまっていたので☆4つ。