とにかく警視庁の刑事2人がわざわざ佐賀県まである主婦を張りこみにやってきます。その家庭がドラマになるのです。ですから地味ですよ。
この主婦が東京での質屋での殺人事件の鍵を握っていると踏んでいるのです。しかし地味な生活なのです。
刑事はなぜこのい女を張り込んでいるのか?東京を探してもいないと踏んだので、昔別れた女で、今は人妻になっている女のところに来るのではないかという推測からです。またこの犯人は山口出身でそちらの方にも刑事は行っているのですが映画はこちらの女のほうがメイン。
しかし一週間何もない規則正しい生活です。まあ予定も終わって帰る準備をして地元の警察署に行っている間に女は動き出します。残った一人の若手刑事がつけていきますが、祭りにまぎれて見失ってしまいます。
しかしようやく見つけると、一週間見続けた女の表情とはまったく違う表情が垣間見れるのです。一緒の男はこの女にも嘘をついているようですけど、実際に犯人なのかわからないし、追跡している刑事の自分の考えを独白していくところはまったく予断を許さない展開です。
そして、この女と男の関係が明らかになるのです。当然、警察も元恋人同士と知っていて張り込みをしていたのですが、元恋人というには似合わないもえたぎる情熱がお互いの中にあったのです。そしてお互いの幸せのため、などという名分で昔別れてしまったことを後悔していて、久しぶりに会うなり愛情は爆発的に燃え上がります。この様子を見ていた若い刑事は自分の境遇を考えて、自分も後悔のないように気持ちに忠実に生きようと思うのです。
この映画では犯人はいるのですが、その犯人たちに人生の機微と愛情の大切さを、教えてもらう刑事がいるという面白い構成になっていると思います。
この犯人たちの愛情の会話だけでも聞いてみるといいと思いますよ。