一年の天才三人組と、二年の自称凡人二人の、レギュラー争いの決着がメインの巻です。
鳴子のスピード、小野田の登坂力、高いレベルでそれらを併せ持つ今泉。
作中で鳴子が「市民レースでスプリントポイントをとりまくった」と書かれていますが、野球にたとえるなら、プロ候補の居並ぶ社会人野球で中学生がタイトルを総取りしたというレベルです。正真正銘の天才、一般人の敵うところではないというか、今すぐアイサンかシマノあたりに入れてもらえという強さです。ですが、それは荒唐無稽な漫画だけの話ではなく、実際にロードレースの世界ではいます。そのような天才少年は。
そのような天才たち相手に、凡人二人が協力し組み、立ち向かってゆく話は実に痛快で面白い。凡人たるロードレーサーが共感し心震える、これまで影の薄かった二年がたまらなくいとおしくなる、そんな巻です。お勧めです。