やはり人気漫画になると宿命なのか、話を引き伸ばすことで退屈になってしまう。
特にここにきてキャラ個人にクローズアップする描写は明らかに悪手。
インターハイ終盤、大事にしたいのは展開のスピードと緊張感。
緊張してきたーと小野田にわざわざ言わせるべきではない。読者が自ら感じるべきものだ。
大方、箱根チームだと荒北だけ過去の描写がなかった為、帳尻合わせで入れられたのだろう。
しかし「私と自転車のなれ初め」的な展開はあとでいくらでも描けばいいはずだ。
それこそ番外編など描いてくれるとファンとしては嬉しい。
個人的には荒北は好きだが、彼は3年であり、インターハイ終了後にはおさらばする人間だ。
先を見越して考えるならば、ここでがっちりと取り上げるべきキャラだったのか疑問に思う。
なにより唖然とするのが広島チームの使い捨て。
私は単行本派なのでこの展開には悪い意味で裏切られた。
理由は語るまでもない。1年後にはみんな彼らを忘れているはずだ。
恐らくインターハイの後の展開について、作者・編集部でも方針が統一できていない為、
このような引き伸ばしでお茶を濁していると邪推してしまう。
ともかく、何かしら大人の事情が見て取れる最近の展開だが、
インターハイ編はいよいよ大詰め。
出来ればこれ以上間延びすることなく全力で突っ走ってもらいたいものだ。