これほど面白いとは。
様子見に1巻が面白かったので2〜7巻を大人買い。2巻以降は徐々にお笑い要素が薄くなって、この作者の持ち味が少し薄くなっている気はするが、完全なスポ根物と化したストーリーがそれを補って余りある。しかも主人公が山岳王のジャージ来てるし……(笑)。
自転車という身近なスポーツなのに、余りだれも書こうとしないのは書くのが難しく、手間がかかるから。(その証拠に少女漫画ではほとんどない。自分の記憶では弓月光くらい……古い)
自転車にかけた青春、そしてそのぶつかり合い、それがとにかく面白いし、燃える。
誰しも自転車で友達とスピード競争をした経験は必ずあるはず。だからこそ、自転車バトルが熱い。
友達に飢えていた主人公が、友達を作る手段としてアニメのサークルを作ろうと奮闘していく中で、競技用の自転車と出会い、傾注していく姿にぐっとくる。
題名は「弱虫ペダル」だが、もちろん弱虫などではない。最強とも言える能力だ。RPGで言うなら、初期装備で終盤の敵をなぎ倒すようなもの。そこへ、最強の装備が加わっていき、当に真の勇者へと育っていく。それはだんだんと秘めた力を解放していく心地良さだ。
この巻で主要人物はほとんど出揃うが、中でも好きなのは鳴子章吉。単純で真っ直ぐで、熱いハートが気持ちいい!!
とにかく面白い、見て損なし。
第2巻の決めフレーズ
「追いかけたくなった……。試して……みたいと思ったんだ。ボクに何かの可能性があるんだったら」