最近の『弱虫ペダル』の流れはとても良いと思います。
18巻から読み始める方が居ないとも限らないので、断っておきます。せめて17巻からの流れを理解してほしいので17巻も是非。出来れば1巻から。
以下、少し本編にも触れますが、ご容赦ください。(極力ネタバレはしないよう気をつけます)
・18巻について
『弱虫ペダル』の主人公は小野田坂道くんなのですが、18巻は、過去編も含め、全体的に御堂筋翔くんの視点でレースが進みます。御堂筋翔くんのお顔を見てみたいという方は『弱虫ペダル』16巻の表紙をご覧になって頂ければ、それはもう....はい...、彼が御堂筋翔くんです。小野田くんはあまり出てきません。福富&金城の主将対決も見ることが出来ますが、御堂筋くんの話が強烈過ぎて霞んで見えます。描かれていないというわけではございませんので、ご安心を。もう既巻をお読みの方はお分かりのことと思いますが、『弱虫ペダル』ではキャラクターが非常に大切にされています。だから18巻だけを読むと御堂筋くんが主人公であるかのような錯覚に陥るかもしれません(御堂筋くんのファンである私としては、それでも一向に構わないのですが...)。
主人公である小野田坂道くんが自転車に乗ることを心のそこから楽しめているのは、1巻から描かれている通り、彼に「友達と一緒に何かをしたい」という強い気持ちがあるからでしょう。そのための方法が、自転車に乗ることであろうと、アニメ研究部に入ることであろうと、大差はありません。変な言い方かもしれませんが、代用可能なものです。彼にとって、自転車は「手段の一つ」です。これは悪いことではないと思います。至極真っ当でしょう。
一方、当初は今泉くんのライバルとして名前だけが登場し、また、インターハイでは主人公勢総北高校と強豪校箱根学園のライバルとして姿を現した御堂筋翔くんにとって、自転車とは何か。18巻では、彼の過去とともに、彼の自転車にかける気持ちが、少しずつ、明らかになってゆきます。
私には、彼は今泉くんのライバルとしてではなく、小野田くんのライバルとして描かれているように思えるし、またそう思わせるだけの理由が彼にはあるような気がします。
非常に対照的なんです。彼らは。
過去の出来事をキッカケに、自転車が、「手段の一つ」から、自己目的化された「一つしかないもの」に変わってしまった。そんな御堂筋くんにとって、自転車は、代用不可能な「一つしかない手段」です。そこが小野田くんと彼の、最も違うところであり、彼の魅力ではないでしょうか。(詳しく書けないのってもどかしいですね...)
・19巻以降への期待
「友情」を大切にする小野田くんと、「友情」をカケラもいらないと言う御堂筋くん。二人がインターハイ2日間を終え、残り1日となった今、どう成長するのか。非常に楽しみです。
なにしろ、彼らはまだ一年生ですからね。未来があるって素晴らしい。まだまだ成長できると思いますよ彼らは。
・余談
御堂筋翔くんって『ガラスの仮面』の北島マヤと似てると思います。
いや、顔は似てませんよ?全然。どちらも目は大きいですけどね。(そう云うことじゃないくて)
一芸主義の人って素敵ですね。とても魅力的です。
あぁ...続きが気になる...!