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弱法師(よろぼし) (文春文庫)
 
 

弱法師(よろぼし) (文春文庫) [文庫]

中山 可穂
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

かなわぬ恋こそ、美しい―雨の気配を滲ませた母子に宿命的に惹かれ、人生設計を投げ捨てたエリート医師(「弱法師」)。編集者の愛を得るために小説を捧げ続けた若き作家(「卒塔婆小町」)。父と母、伯母の不可思議な関係に胸をふるわせる少女(「浮舟」)。能のモチーフをちりばめ、身を滅ぼすほどの激しい恋情が燃えたつ珠玉の三篇。

内容(「MARC」データベースより)

難病を抱える少年と、少年に父親を超えた愛情を抱く義父との交流を描く表題作など、激しくも狂おしい愛の形を描く3篇を収録した中篇小説集。『別冊文芸春秋』掲載を単行本化。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 303ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2007/02)
  • ISBN-10: 4167726017
  • ISBN-13: 978-4167726010
  • 発売日: 2007/02
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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21 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
中山可穂さんの新刊、「弱法師」を読みました。なんであんなにまっすぐで、切ないんだろう。
どの話にも、誰かを深く愛して、孤独に生きる人がいる。深すぎて、苦しい。あんな風に人を好きになってしまうと、怖くて生きられない。きっと私なら逃げてしまう。

中山可穂さんの本を読むと、人を好きになることは、あまりにも純粋でまっすぐで、そこに身を投じてしまうことは、ものすごい恐怖だなと思う。相当な覚悟がいる。
でも、そんな風に誰かを愛したいといつも思う。
また胸が熱くなりました。

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形式:文庫
「かなわぬ恋」を描いた中編3編。

タイトルからも分かるように、能をモチーフにした中編集になっています。

内容的には、これまでの中山可穂作品とはやや異なる毛色で、激しい性描写も叩きのめされるような強烈な表現も出てきません。

静かに厳かに、死の淵へと歩みを進めていきます。

しかし、その根底に流れるものは中山可穂文学特有の「死に至る病」としての恋であり「いとしい誰かと手に手を取ってこの世の淵からこぼれ落ちる」ような愛であり、読者は身を切り命を削る恋愛の前に、ただただ圧倒されるのみです。

どうすればこれほど純度の高い恋愛小説が書けるのでしょうか。

どんな恋愛を経験すれば、どんな失恋を経験すれば。

毎度のことですが、本当に中山可穂さんには完敗です。
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 身を焦がすような深くて苦しい愛を描いた作品が三つ。
 秘めやかな、それだけに一層激しい気持ちとなって湧き上がってくる恋する気持ち。かなえられない相手への想い。弓の弦を振り絞るような緊張感をともなって、愛する者の苦しみが描き出されていく話に、胸を噛むような思いにとらわれました。

 難病にかかった少年と、彼の治療にあたる医者の物語……「弱法師(よろぼし)」。
 出版社の女性編集者と、彼女に捧げるために小説を書いていった作家の物語……「卒塔婆小町(そとばこまち)」。
 薫子(かおるこ)おばさんとある人物との秘められし恋を、高校生の碧生(みどりお)の視点から描いた「浮舟(うきふね)」。
 どの作品も読みごたえがあり、切なく、苦しい気持ちになりましたが、殊に「卒塔婆小町」の話にやられました。

 「卒塔婆小町」は、落ち目の作家が墓地に来て、そこでホームレスの老婆と出会うところから話が始まります。そして作家は、おぞましい姿をしたこの老婆が並々ならぬ才能を持った編集者であったことを知り、彼女から“昔の恋の物語”を聞くことになります。天才的な作家に愛され、彼の愛に対して、作品を書かせるということで応えた編集者の物語を。
 身を削りながら、精魂込めて小説を書いていく作家。彼が自分を命がけで愛していることを知りながら、編集者として距離を置いて接する彼女。悲劇的な愛の行方を予感させる話は、最初から最後まで、私の心を掴んで離さないものでした。

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不可能な愛に捧げる
性愛の描写が抑えられ、ぎりぎりまで削ぎ落とされた恋愛小説は幻想的であり、透徹として美しい。... 続きを読む
投稿日: 2007/12/30 投稿者: 香桑
素敵な。
美しい小説だと思いました。
涙が出てきました。
性描写のない官能小説。出会えてよかった。
投稿日: 2007/8/7 投稿者: シャラ
最悪でした
猫背の皇子、天使の骨で大ファンになりましたが、この本は最悪でした。

自分しか書けない作者。... 続きを読む
投稿日: 2007/6/12 投稿者: みもざ
やられたー、と 思いました。
すごく隙のない、乱れていない文章で、最後までぐいぐいと読まされてしまいました。... 続きを読む
投稿日: 2007/5/16 投稿者: キャラメルリボン
純潔無垢に切迫した恋心の行着く果ては...
恋は甘いだけではない!と諭されるような醍醐味のある短編集で心打たれました。... 続きを読む
投稿日: 2007/2/24 投稿者: 前略、amazon様
涙が止まらず…
全編それぞれ良く、泣くしかないのだが…。
1・2編と続いていくにつれ、涙の量は増えていき、... 続きを読む
投稿日: 2004/10/8
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