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弱い心をどこまで強くできるか (講談社プラスアルファ新書)
 
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弱い心をどこまで強くできるか (講談社プラスアルファ新書) [新書]

町沢 静夫
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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キャンペーンおよび追加情報

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  • 著者ページ: 著者の作品一覧や、著者写真・略歴など、著者に関する情報を満載した「著者ページ」。著者の方は、「著者セントラル」へ。



商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「生きにくい時代」に生きる力を引き出す本!!

甘える患者を本気で叱りつけ、ともに悩み、励ます精神科医の毎日。心の病をかかえる人への共感に満ちた治療の実際を紹介しつつ、「こころ」の本質を考える1冊。

●親が悪い?世間が悪い?
●「世界でいちばん不幸な自分」
●怒りを吐き出す患者たち
●過保護という名の虐待
●今の若者が生きにくい1つの理由
●うつ病者へのアドバイス
●「身体醜形恐怖」という病
●増える教師の性犯罪
●治りやすい人、治りにくい人
●心の問題は「解決」できるか

私はつねづね「過保護は虐待である」といっている。なぜならば、子どもがひとりで生きる力、独立心、自己主張できる力を過保護は育てないからである。このような生きるのに必要な力を育てない親の過保護が虐待と同じであることは、誰もがわかるはずである。私たち人間の問題は、こう考えると山のように積まれているのである。それをどう解決していくのであろうか。われわれはそれを解決する力があるのだろうか。
このように大上段に構えるのはやめるべきかもしれない。むしろ目の前の小さな問題点を逐次解決していくこと、また、まず自分はそういう行為をしないこと、人がすることを止めること、このようなささやかな努力が、結局は大きな人間の過ちを直していくのかもしれない。

内容(「BOOK」データベースより)

甘える患者を本気で叱りつけ、ともに悩み、励ます精神科医の毎日。心の病をかかえる人への共感に満ちた治療の実際を紹介しつつ、「こころ」の本質を考える一冊。

登録情報

  • 新書: 215ページ
  • 出版社: 講談社 (2002/03)
  • ISBN-10: 4062721236
  • ISBN-13: 978-4062721233
  • 発売日: 2002/03
  • 商品の寸法: 17.2 x 11.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 877,095位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 清高
形式:新書
精神科医の本らしく、臨床例をまず挙げ、その後に著者の見解を述べている。
ただ、著者の見解については意見の分かれるところであろう。というのは、著者は精神科医の立場からしか物事を見ておらず、広い視点から物事を見ていないからである。たとえば、著者は若者の精神病の原因を母親の過保護としているが、なぜ母親が過保護になったのかの分析が十分でない(私見では父親の長時間労働も原因だと思うのだが、著者にそのような視点はない)。また、いじめに耐えられない子供をしかり、いじめられながら人は育つと書いているが、そこにはいじめが社会悪というニュアンスがあまりでていないので、これを読んだ人はいじめをしていいのだと勘違いしかねない(予想される読者層からすればこのようなことは考えにくいかもしれないが)。こういう本があるから、「精神科医を精神分析する」だの「心の専門家はいらない」だのという本がでるのである。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By waico
形式:新書
 筆者が30年間の臨床経験を題材に、背景に潜んでいる現代日本社会の病巣(少年犯罪、引きこもり、幼児虐待など)に至るまで言及している。戦後、父性の崩壊とともに母親一辺倒による子供への過保護な教育が浸透した。「過保護は虐待」であるとし、その結果、子供がひとりで生きる力、独立心、自己主張を育てられなかったと論じている。本題の「弱い心をどこまで強くできるか」については、臨床例を示唆的に提示しているだけで、具体的には言及されていない。また、筆者が診ている分裂病患者に対して、治癒の見込みなしと織り込んで診療をしたり、佐賀バスジャック事件犯人の担当医であったことに対して自己弁明をするなど、医師としていささか疑問符のつく記述が随所に見られる。その部分を無視して読み流す事ができれば、現代の精神病を知る上で、大いに参考になるだろう。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By さるきち VINE™ メンバー
形式:新書
虐待。

と聞くと、眼尻を吊り上げた鬼の形相の親と
ぶたれる幼子を想像するかもしれません。

確かに、ニュースになるのは
食べモノを与えず赤ちゃんを餓死した母親とか、
暴力を振るって子どもを傷つける父親とかですものね。

でもね、町沢静夫先生は
「過保護も虐待である」
とこの本の中で主張されています。

というのは、子どもは反抗期を迎え、
親と一定の(心理的な)距離を置くという経験を通して
自立心を育てていくものなのです。

それが、ちやほやと褒めやされ、何でも与えられ、
親に反発する機会をもつことなく成長してしまうと、
母親への依存性が強すぎて、社会で生きていく上での
知性が足りないヒトになってしまいます。

ちなみに、知性と知識は違います。
知識は、教科書や新聞などで得る情報のコト。
一方、知性とは、
知識を自分の中で消化し再合成し応用する能力のコト。
生きていく上で必要なコトなんですね。

過保護という虐待のために、
知性を持たないヒトができあがります。

例えば、この本の例でいうと、
東大に入学した青年。
でも、洗濯機をいうものを知らないというのです。
母親が身の回りのことをすべて行っていたから。

また、何年も部屋にひきこもっている青年。
彼はドアの下の隙間から欲しいモノのメモを差し出します。
両親はそのメモに従い何でも買い与え、
息子が怒るからという理由で部屋に入りさえもしません。
町沢先生が強制的に入院させようとするのを
息子がかわいそう、と制します。

親にしてみれば、
過保護にしてるつもりはないんでしょうケド…

ひきこもりは、彼が両親に対して唯一可能な、
精一杯の抗議だったのでしょうね。

うつ病やボーダーラインなど、
過保護が一つの要因になる場合もあるそうです。

この本には描かれていませんが、
摂食障害も、その可能性はありますね。

ただ、さるきち思うのは、
人生はやり直しがきくということです。

たった今からだって、「自分」を育てることはできる。
親や環境のせいにしてちゃ、もったいない。
難癖つける間があったら
自分にプラスになるような行動をしたいものですね。

『怒りをもって過去を振り返らないようにしよう
そしてまた、恐怖をもって前を見ないようにしよう
むしろ自分の周りのことに気づきをもとう』  by J.サーバー

この本では町沢先生の生い立ち―
親戚に分裂症などココロの病を抱えるヒトが多かった―を
語っていたり、多重人格について書かれていて
とても興味深い内容の一冊でした。
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