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弥太郎さんの話 (新潮文庫)
 
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弥太郎さんの話 (新潮文庫) [文庫]

山田 太一
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

突然、葉書が届いた。甚野弥太郎。30年前に行方が分からなくなっていた男だった。久しぶりに会った私に、弥太郎さんは途方もない話をする。戦後、米軍将校の日本人殺しを目撃して30年監禁されたと言うのだ。その後も呼び出されて奇妙な記憶の断片を聞かされ、浅草のなじみの店で「惚れた女」美保に会う。私は彼女に惹かれ始め、次第に弥太郎さんの語る人生の闇に引き込まれていく―。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

山田 太一
1934(昭和9)年、東京・浅草生れ。大学卒業後、松竹大船撮影所演出部に入り、木下恵介のもとで助監督を務める。’65年独立、テレビドラマの脚本家となり、「男たちの旅路」「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」を始め、多くの名作を手掛ける。一方、作家としても活躍、『飛ぶ夢をしばらく見ない』(’85年)『異人たちとの夏』(’88年、山本周五郎賞)『恋の姿勢で』(’95年)などの作品がある。舞台脚本の分野でも、意欲作を次々に発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 353ページ
  • 出版社: 新潮社 (2004/12)
  • ISBN-10: 410101826X
  • ISBN-13: 978-4101018263
  • 発売日: 2004/12
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 370,985位 (本のベストセラーを見る)
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By u
形式:文庫
 数十年前に、姿を消した弥太郎さん。再び、主人公の前に姿を現したかと思うと、途方もない話を語りだす。この話がとっても、ウェーそんな事が…。という話だが、引き込まれてしまう。早く次が知りたい。早く次が知りたい…という感じ。
 また、この弥太郎さんが結構、途方もない人物で、この人物の様子を読んでいるだけでも楽しい。
 山田太一さんの小説では、現代人の孤独や性といったテーマが多かったような気がするが、この小説はまた新たな切り口。絶対にお勧めだし、読んだら周りの人に勧めたくなるだろうと思う。大げさでなく。
このレビューは参考になりましたか?
By Edgar
形式:文庫
山田太一という人の、言葉の選び方が好きだ。大げさなことは何ひとつ言っていないのに、じわじわと養分のようにしみ込んでくる台詞が好きだ。多くを語らない、ときに不親切な文体が好きだ。
本書は、彌太郎さんという風変わりな男性との交流の物語。その中に、彌太郎さんの不思議な体験談がいっぱい詰まっている。つまり入れ子状態の小説。聞く者を惹きつけて離さないその内容が、物語の推進力になっている。「迷惑な人だな」と思いながらも、主人公同様「もっと聞かせて」と僕たちはもどかしくページを繰ることになる。「おおむね人間は思うことよりすることが本音だから、自覚してるより彌太郎さんの話を嫌がっていないのかもしれない、などとも思った」(本文より)
40代の主人公が、魅力的な女の甘言にのった途端に肘鉄を喰らわされ、理性で未練を振り切りながらも、どこかでまだ後ろ髪をひかれているもやもやした心境を、こう語る。「恋などというものに期待するところはほとんどないが、恋と似たようなものの近くにはいたいのだ」。甘っちょろいかもしれないけれど、こういう山田太一のセンスが僕は好きだ。
このレビューは参考になりましたか?
By Corybant VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
 そっかなぁ?こんな人が急に現れてとうとうと昔話をやられたら堪らないのでは?
半分ヤクザだしねぇ、話している内容も取り留めの無い空想だし、何か合いの手を言えば不機嫌に
なるし怒るし、我が女房にも狼藉をはたらくし、終いには殴られるなんていう人を50年近くも
慕って会うものなのかナァ。不思議な話のような気がして最後まで腑に落ちなかったです。
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