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弟 (幻冬舎文庫) (文庫)

石原 慎太郎 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

兄の手ではじめて明かされた石原裕次郎の全貌。―人生をタッグマッチで生きた2人きりの兄弟。死にゆく者と、生き残る者の無言の交錯。かけがえのない弟の知られざる生涯を、死の瞬間まで凝視し、生と死の根源を問う25年ぶりの書き下ろし長編小説。小樽、湘南の少年時代。海との結合。父の死と経済的逼迫。放蕩の季節を経て、一躍映画界の大スターへ。そして北原三枝との結婚と独立プロの設立。栄光と比例するように襲いかかる病魔との闘いの日々。たった1人の弟の光と影を秘められたエピソードで描きつつ、自らの来し方を振り返る石原文学、最初で最後の私小説。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。


内容(「MARC」データベースより)

小樽、湘南の少年時代。海との結合。父の死と経済的逼迫。放蕩の季節を経て、一躍映画界のスターへ。そして栄光と比例するように襲いかかる病魔との闘いの日々。たった一人の弟の光と影に秘められた知られざる生涯。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

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5つ星のうち 5.0 螺旋状のように絡み合った兄弟の人生を想う・・・, 2006/6/12
 螺旋状に重なり合う人生を、強い絆を持って共に歩んできた石原慎太郎さんと裕次郎さん。その歩みを辿りながら、鮮やかに蘇ってくる「昭和」という時代。僕が読んだことのある慎太郎さんの小説の中では一番面白かったです。
 特に「少年期」「海へ」「放蕩の季節」と続く、二人が社会に登場する前のストーリーには惹かれました。両氏の人生はこの時期にプログラミングされていたのではないかと思わせる挿話の数々は実に活き活きしています。
 それだけに裕次郎さんの後半生を描いた「血族」「闘病」「虹」といった章は、読み進めるのが少々辛くなりました。それは、時代の寵児故に背負わねばならなかった重い宿命だったのでしょうか。
 日本の芸能人の生涯を題材とした小説としては、中上健次さんの『天の歌 小説・都はるみ』と共に、お勧めしたい作品です。
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 不思議な話, 2000/12/2
By カスタマー
このレビューの引用元: 弟 (単行本)
自己満足的な慎太郎さんの思いが多少気にはなるものの、やはり裕次郎さんとの小さな頃からのエピソードなどなかなか興味深い。石原さん一家は非常に信仰深いご家庭なようで、裕次郎さんが小さな頃に子犬をいじめた事が原因で体におかしな霊現象が起こったり、裕次郎さんの末期の時には慎太郎さんが霊能者から言われた祈祷をしていたりと、そういうことに不信感を持っている方からすれば、いい印象を与えないかもしれない。 ただ、裕次郎さんファンである私からすれば、そういったエピソードすら非常に興味深く、裕次郎さんのまた知られざる一面を垣間見たような気がする。裕次郎さんファンの方一度は読んでみるべきです。
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16 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 生きていたら違う時代を作っていた人なのかも, 2004/11/5
~正直、謎だった。石原祐次郎という人がなんでそんなにカリスマなのか。子供の時に見た再放送の西部警察の印象しかなく、たまにテレビでみる「懐かしのスター」みたいな番組で若い頃の姿を見ても”とっつぁん坊や”としか思えない。兄の慎太郎も昔「太陽の季節」という小説を読んだことがあったけど特に感銘も受けずなぜに大臣や都知事までやってる人なのかも~~謎だった。

これを読んで少なくとも自分が親の世代とは全く違う価値観にあることが改めて分かり、またあの世代の価値観が理解できそうな程その背景にある昭和という時代が伝わってくる。

小説となっているが内容は石原裕次郎の生涯が兄・慎太郎の語りで綴られる随想。商船会社に勤める父が地元の名士として通っていた小樽の少年時代から始まり、舞台は~~転勤で移った湘南へ、慶応に通いながらヨットやパーティーに明け暮れる青春時代、そして日活のスター、西部警察、死期。

この兄弟の恵まれた、要するに遊ぶ金ならいくらでもありましたといった境遇も庶民からは羨望の的だけど、この石原裕次郎のスタイルがあまりに時代に乗り過ぎていた、もう少し細かく言えばその時代の普通の人が”俺もそんな暮らしを”~~と憧れる一歩先に常にいたこと、それをアメリカのコピーとかじゃなく全くの我流でそこにい続けたことに天性的なセンスを感じる。それは単純に大量消費時代の幕開けの潮流に乗ったと片付けることもできるかもしれないが、ヨットという趣味は若干一線を越えてるし、映画「黒部の太陽」なんかはプロジェクトXを何十年も先取りしていて、西部警察で演じた刑事長は~~失われる父権をとっくに見越したようなキャラを演じている。この本人が全く意識していない先見性は実に超人的でこの人がまだ生きていたら80年代はまた違ったものになっていたかもしれないと思わせるくらい。そこが俳優家の高倉健とは一線を画くのだろう。

おまけに幼少時代から病の床まで子犬の呪いとか地蔵のたたりなどアウタースペースとの接点も多く、そ~~れでいて本人は肯定も否定もせず「あ、そう」と流すところにも惹かれるものがある。~

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5つ星のうち 5.0 子どもがいなかった裕次郎。彼に子どもがいたら・・・
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投稿日: 2004/5/18 投稿者: ひまわりちほりん

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