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観葉植物は育てにくいので、どうしても部屋に「緑」がほしい人は「まりも」で我慢すべし、などという笑ってしまうくらいの細部に拘る一方で、より重要な「収入のえかた」という話になると、親に仕送りしてもらえ、インターネットオークションをやれなどと陳腐なことしか言えなくなる。挙句、人と接することを抑えながら収入を得るのは難しいので、引きこもる前に最低限の貯蓄をするのがベスト、などという倒錯したことを言い出す。
また、食事に関してもレトルトカレーがおすすめ(野菜も摂れるから)というが、毎日そんなものを食い続けていれば、確実に病気になるだろう。例えば、毎日同じものを食い続けるとして、最も適した食事は何かという医学的分析があってもいいし、もっと多様な献立メニューを載せてもいいだろう。だが、その辺りの本質的な(大事な)部分があっさり記述されているので、読みながら不満が蓄積していく。
死ぬまで(寿命まで)快適に引きこもりライフが遅れるならば、それもまた一つの選択肢かもしれない。しかし、この本からは引きこもり生活の「未来」が見えないのである。あまりに一時的、その場しのぎだ。一年後に死んでもいいさ、それまで楽しく生きようよ。それでは困るのではないか。「引きこもりマニュアル」が「自殺マニュアル」になってはいけない。
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