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式日 [DVD]

岩井俊二, 藤谷文子, 庵野秀明 DVD
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (30件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 出演: 岩井俊二, 藤谷文子, 大竹しのぶ, 村上淳, 松尾スズキ
  • 監督: 庵野秀明
  • 形式: Color, Dolby
  • 言語 日本語
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • 画面サイズ: 2.35:1
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: キングレコード
  • DVD発売日: 2003/07/24
  • 時間: 110 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (30件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B00009SEI4
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 26,910位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

内容紹介

藤谷文子の『逃避夢』をもとに、「エヴァンゲリオン」の庵野秀明が監督、脚本を手がけた実写作品。
脚本・監督:庵野秀明
音楽:加古 隆
出演:岩井俊二、藤谷文子、村上 淳、大竹しのぶ
ナレーション:林原めぐみ、松尾スズキ

【映像特典】
・短編映像「鉄道と少女」(約11分)
・メイキング映像「或時、故郷にて」(約8分)
・別エンドロール(本編にマルチアングルで収録)(約5分)
・写真集
※「映像特典」の内容は変更になる場合があります。

Amazon.co.jp

   女優・藤谷文子の記した原作をもとに、アニメーション『新世紀エヴァンゲリオン』で一大ブームを呼んだ庵野秀明監督が、自伝的要素を多分に盛り込みながら実写映画化した話題作。撮るべきテーマを見失い、故郷の山口県宇部市(庵野監督の故郷でもある)に帰ってきたカントク(岩井俊二)は、誕生日の前日を生き続ける不思議な少女(藤谷文子)と出会い、彼女の行動をビデオカメラで追い続けていくうちに、奇妙な連帯感が生まれていく…。
   シネスコ画面や実験的映像の数々、モノローグの多用などによって、孤独を抱える者同士のランデブーが、いつしか映像の中で心の小宇宙を形成するかのように切なく映え渡る。クリエイターでしか理解しえないであろう苦悩と絶望の彷徨を、庵野監督に代わって体現する映画監督、岩井俊二の存在感もいい。(的田也寸志)

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43 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hiropine トップ500レビュアー
Amazonが確認した購入
「新世紀エヴァンゲリオン」で有名な庵野監督の実写映画です。庵野監督の故郷である山口県宇部市でロケを行っており、「さびれた工業都市」という雰囲気がこの映画のどこか虚無的なところに非常にマッチしています。原作は藤谷文子さんの「逃避夢」という小説ですが、その原作者自らがヒロインの「彼女」役を演じており、また、ヒロインの相手役の映画監督の「カントク」役も実際の映画監督である岩井俊二氏が演じているなど、かなり現実とオーバーラップしたようなキャスティングをしているところも特徴的です。

物語は、一言で言ってしまえば「現実逃避を続ける少女の再生の物語」で、庵野監督が「エヴァ」や「彼氏彼女の事情」などで追求してきたテーマを実写版でよりディープに真正面から捉えた作品といった感じでしょうか。「エヴァ」のような複雑なストーリーも複線もない、わりとシンプルな物語なのですが、そこはさすがに庵野監督ですので、赤を基調としたその幻想的な映像の美しさや、心に響く台詞やシーンの数々、そして「彼女」から伝わってくる心の「痛み」が、この映画を素晴らしい作品へと昇華させています。かなり重い作品ではありますが、最後のシーンの「彼女」の台詞と笑顔、そしてエンディングのCoccoの歌を聴きながら、私は涙があふれるのを止められませんでした。

この映画は、ヒロインの「彼女」と同じように、孤独や心の痛みを抱えた人、人生を「生きづらい」と感じている人、現在を生きることができず過去に縛られている人、家族の愛情を十分受けられなかった人、そういった人たちには非常に「痛い」作品で、同時に、大きな癒しを与えてくれる作品でもあると思います。しかし、そうでない人にはさっぱり意味不明の映画かも知れません(苦笑)。そういう意味でかなり観る人を選ぶ映画だとは思いますが、興味をもたれた方はぜひ観てみて下さい。自分的には実写映画のベスト10に入る作品で、強烈おすすめな傑作です!

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By FSS トップ500レビュアー VINE™ メンバー
誰もいない工場地帯や生活感を感じないよそよそしいビル群、何処までも続く錆びた線路…。いつかどこかで見たような懐かしさがありながら、それでいてどこかに非日常性を内包しているような不安感を煽る風景。そんなロケーションの撮り方が抜群にうまい。

脚本は相変わらずの「庵野節」が凝縮されているような内容。今作は少しメッセージ性がストレート過ぎて、かなり青臭い印象を受けるのが難。個人的に嫌いではないが、受け付けない人はとことんダメなタイプの作品だろう。

しかし、この「自分の価値や存在理由の希求」という、人間がいる限り永続的かつ普遍的に繰り返されるであろう問いかけに常に真摯に向き合っている監督の姿勢は評価したい。他人を求めながらも、他人との相互依存にわずらわしさを感じたり、そんな自分を否定したり、時には自己弁護を繰り返しながら、自分の内面にとことんまで向き合ってみた経験が無い人は、こうした作品には共感できないかも知れない。

また、監督本人が、自身が作る映画を含め、現代社会における「物語」の脆弱さに気付いている点はさすが。こうした「自己存在の否定と肯定」という両側面に対する認識が、「虚構と現実」という関係性の中でこそ作られる自己言及的な物語に説得力を与えている。
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27 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hur
「錯乱したこの心と人を恋しく思うこの上ない迫りくる孤独。
誰でもいいのかもしれない。ただいつも変わることない減ることない愛を
与えつづけてくれる人がいれば、それでいいのかもしれない。
これがほんとうの愛だとかあなたといれば落ち着くだとか気が合うだとか
自問自答の毎日。病んでいる。パパもママも病んでいる。
そして私は一番病んでいる。」

「ねえ、高いところ好き?」
「私は好き。ときどきね、ここに来て確認するの。まだだいじょうぶかどうか。」

(そして彼女は屋上の柵を乗り越える)

「空がキレイ星がキレイ月がキレイ光がキレイ。私が存在しなければ、みんなキレイ。
私いないほうがいいのかな。私の血はどうだろう。それくらいはキレイかな。」
「見てみようかな。」

「ほら今日もだいじょうぶ。手を離さなかった。まだ、生きてていいみたい。」

-ねえ、明日も会えるかな?
「生きてたらね。」
 
雨と傘と赤の記憶ばかりが残った。
私は彼女とは違うけれど、彼女の口から零れ落ちる言葉は
ぜんぶ頭んなかで反芻された。
気持ちがわかるというのは大袈裟かもしれないけれど、
この映画をとても好きだと思った。

(万人にはおすすめできません。でも好きな人はとても好きな映画だと思う。)

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