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式子内親王 (ちくま学芸文庫)
 
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式子内親王 (ちくま学芸文庫) [文庫]

馬場 あき子
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「玉の緒よ絶えなば絶えねながらへばしのぶることのよわりもぞする」の歌に代表されるように、式子内親王の作品には、鬱と激情の交錯する、特異な審美性にあふれた作品が多い。その個性的な詠嘆の底には、どのような憂鬱の生涯がひろがり、いかなる激情にあやなされた思慕があったのか。―歌と生涯を辿りつつ、沈鬱と激情の歌人、式子内親王の内面に鋭く迫る。

登録情報

  • 文庫: 272ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1992/08)
  • ISBN-10: 4480080120
  • ISBN-13: 978-4480080127
  • 発売日: 1992/08
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 448,594位 (本のベストセラーを見る)
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By recluse VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
1969年に書かれた作品です。その後どの程度の新しい研究が進んだのかはわかりません。そしてこれは著者の処女作です。よく処女作にはその後の展開がすべて萌芽の形で現れているといわれるのですが。
作品の全体の構成はは2つに分かれています。一つは、歴史的な存在としての式子です。内進王としての彼女の一生が源平の争いを背景としながら語られます。資料の拘束のためでしょうか、なかなか明確な全体像を得ることは難しい一生です。人間関係も複雑なため、この部分はどうもわかりにくいようです。巻末についている年表は詳しく参考になります。大変な変化の時代なのです。以仁の反乱が式子の生涯に持った意味を中心に話は展開されます。
後半は式子の歌へのさまざまな角度からの接近です。宇治十帖の大君との共通性から話は始まります。様々なキイワード(霞、時鳥、霜、夏、詠め等)を中心としての式子の作品の解読は細やかな作業であり、読み手にも相当の知識と感受性を要求するものです。全体を通して、著者をして式子へと向かわせた個人的な思いと事情の開陳は禁欲的と思われるほど皆無です。
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