このDAI-Xシリーズの本を使い、原価計算と財務諸表は一発合格できた。ところが、財務分析については、一回目は不合格。二回目はネットスクールの「パタ解き」を使い合格した。
財務分析は、財務諸表に比べると覚えるべきことは少なめだ。しかし、財務分析主要比率が頭の中で整理されていないと、試験会場で混乱・混同してしまう。わずか90分の試験時間で、混乱・混同してしまうと、あっという間に時間切れだ。
出題パターンが読みにくい理論問題の出来が半分(10点/20点)だとすると、7割ラインを超えて合格するには、用語穴埋め・計算問題は8割ぐらい(65点/80点)正解する必要がある。計算の取りこぼしは少ないに越したことはない。
第五問では、どの財務分析主要比率に期中平均値を使用するかを必ず問われる。ネットスクールの「パタ解き」では、実際に電卓を叩いて(期中平均値が必要な)財務分析主要比率を算定する例題が豊富に記載されている。対照的に、本書の中では、期中平均値について、軽く流されている。(建設業振興基金のサイトにある)「財務分析主要比率表」の引用の中で期中平均値について言及があるだけ。例題や問題演習の中で、期中平均値が必要な財務分析主要比率を算定するチャンスがない。本書だけで、第五問で7割以上を取るのはかなり難しいと思われる。
この本の利用だけでも、かろうじて合格点は取れる(と思う)。確実に合格点が欲しいならネットスクールの「パタ解き」を選んだほうがいい。たとえ、原価計算と財務諸表は、このDAI-Xシリーズの本を使い合格された方であっても、財務分析についてのみ変節をお勧めいたします。
DAI-Xシリーズの原価計算と財務諸表は、星四つ以上の価値あり。本書DAI-Xシリーズの財務分析はせいぜい星二つ。日商1級・全経上級合格者は、(予備知識が乏しい状態で)財務分析を最後に受験されると思うので、要注意です。受験参考書の選択を誤ると、思わぬ足止めを食らう可能性があります。