出版社/著者からの内容紹介
伝説の建築家ルイス・カーン(1901−1974)が、学生たちに語っ
たきわめて貴重な講義録。
カーンの講義は詩的な特徴を持っていたとされており、そこで語られた言葉の意
味するところを文章で再現することは非常に困難であった。
本書は、1968年春に米国のライス大学で行った講義を収録したものであるが、
カーンの言葉を「自由詩」のかたちで再編成することにより、自身の考えを表現
するときの独特のリズムを視覚的に表現しながら、そのオリジナリティあふれる
講義の様子を再現している。
日本語訳は、本講義とほぼ時期を同じくしてルイス・カーンに師事した経歴をも
つ、日本の代表的建築家・香山壽夫が行っており、カーンの言葉、そしてその場
の雰囲気までもが、時を越えてここに再現されている。
著者について
【ルイス・I・カーン】
アメリカ合衆国の著名な建築家で、都市計画立案者、大学教授。彼の活動の主眼
は、公共建築である。彼は野獣主義(Brutalismus)の代表者の1人でもある。
【翻訳:香山 壽夫】
東京大学工学部建築学科卒業、ペンシルヴェニア大学大学院修士課程修了。ルイ
ス・カーンに師事。アメリカ、イギリスで設計活動に従事した後、香山アトリエ
環境造形研究所設立。東京大学名誉教授。ペンシルヴェニア大学客員教授。
主な作品に「九州芸術工科大学(福岡)」、「塩沢町立今泉博物館(新潟)」、「彩
の国さいたま芸術劇場(埼玉)」、など多数。
また、数々の映画賞を受賞したドキュメンタリー映画「マイ・アーキテクト ル
イス・カーンを探して」(2003年・アメリカ)では字幕監修を担当している。