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次の時代の主役になるであろう3人の建築家、岸和郎、北山恒、内藤廣。ともに1950年生まれで、70年代に建築を学び始めた彼らが、時代を、建築を本音で熱く語り合った。
70年代初めといえば学生運動が続き、大学に行けば、「なぜおまえは生きているんだ?」と詰問された時代だ。イデオロギーがいたるところに氾濫し、建築もその延長線上に存在していた。「建築とは制度的な存在である」ということは当時、当然のことであった。そして彼らがこれから建築を学ぼうとするときに、磯崎新が「建築の解体」を宣言する。それは「建築の終わり」ということなのか…。
建築談義はお互いの卒業設計を講評しあうところから始まる。さらに建築教育を受ける前に気になっていた建物、学生のときに気になっていたイデオロギー、初めての海外旅行の行き先と、話が進む。「ギャラリー間」で開かれた連続講演会に参加した多くの若い人々に、身近なテーマを提供しつつ、自分たちが学んできた時代性、そこで思考された「建築」の有り様が3者3様に語られる。
建築をファッショナブルに扱う一般誌はどんどん増え、写真映りがよく、しゃれた建築がもてはやされる一方で、建築がどんどん消費される…。そんなシステムが始動してしまっている今に対し、3人は「恐怖感というか抵抗感」を示し、捨てられたカードをもう一度みつめなおそうとする。それはワールドトレードセンターの9.11でイデオロギーの対立が露呈されたように、「そんなに簡単に社会の構造性は変わらない」からだ。
90年代に建築を学んだ2人の建築家が座談会の内容を補足する形で、時代背景を説明するパラレルテキストで読者の理解を深める。タイトルとなった「建築の終わり」はあらたな建築の始まりも意味する。3人の思いは果たして若い聴衆に伝わったのか。3人の建築家の現状認識と、これから向かう建築的世界の展望がふんだんに盛り込まれた1冊だ。(中谷俊治)
内容(「BOOK」データベースより)
ニューヨーク、ワールド・トレード・センターの消滅とスペイン、ビルバオのグッゲンハイム美術館の誕生を通底和音として、70年代以降の建築や社会を批判的に振り返り、「建築」の本質や今後の可能性を語った建築談義。
内容(「MARC」データベースより)
ニューヨーク、ワールド・トレード・センターの消滅とスペイン、ビルバオのグッゲンハイム美術館の誕生を通低和音として、70年代以降の建築や社会を批判的に振り返り、「建築」の本質や今後の可能性を語った建築談義。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
岸 和郎
1950年神奈川県生まれ。1973年京都大学電気工学科、1975年同大学建築学科卒業。1978年同大学大学院修士課程建築学専攻修了。1978‐81年黒川雅之建築設計事務所勤務。1981年岸和郎建築設計事務所設立。1993年岸和郎建築設計事務所をK.ASSOCIATES/Architectsに改組改称。現在、京都工芸繊維大学造形工学科教授。主な受賞に、「日本橋の家」で1993年JIA新人賞、1995年日本建築学会作品選奨、ケネス F.ブラウン・アジア太平洋デザイン賞功労賞、1996年日本建築学会賞、「園部SDオフィス」で1996年日本建築学会作品選奨、「Stadium600」で2002年愛知まちなみ建築賞受賞など
北山 恒
1950年香川県生まれ。1976年横浜国立大学建築学科卒業。1978年ワークショップ設立(共同主宰)。1980年横浜国立大学大学院修士課程修了。1995年architecture WORK SHOP設立主宰。現在、横浜国立大学教授、東京芸術大学非常勤講師。主な受賞に、「HOUSE IN HOUSE」で1996年東京建築士会住宅建築賞、「白石第二小学校」で1997年建築学会東北建築賞作品賞、BCS賞、1998年日本建築学会作品選奨、「Lime House」で1998年東京建築士会住宅建築賞、「Z‐House」で2001年東京建築士会住宅建築賞受賞など
内藤 広
1950年神奈川県生まれ。1974年早稲田大学建築学科卒業後、同大学大学院にて吉阪隆正に師事、1976年同大学大学院修士課程修了。フェルナンド・イゲーラス建築設計事務所、菊竹清訓建築設計事務所を経て、1981年内藤広建築設計事務所設立。2001年~東京大学土木工学科助教授。2002年12月より同大学教授。主な受賞に、「海の博物館」で1993年芸術選奨文部大臣新人賞、日本建築学会賞、吉田五十八賞、「牧野富太郎記念館」で2000年村野藤吾賞、IAA国際トリエンナーレグランプリ、毎日芸術賞、BCS賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1950年神奈川県生まれ。1973年京都大学電気工学科、1975年同大学建築学科卒業。1978年同大学大学院修士課程建築学専攻修了。1978‐81年黒川雅之建築設計事務所勤務。1981年岸和郎建築設計事務所設立。1993年岸和郎建築設計事務所をK.ASSOCIATES/Architectsに改組改称。現在、京都工芸繊維大学造形工学科教授。主な受賞に、「日本橋の家」で1993年JIA新人賞、1995年日本建築学会作品選奨、ケネス F.ブラウン・アジア太平洋デザイン賞功労賞、1996年日本建築学会賞、「園部SDオフィス」で1996年日本建築学会作品選奨、「Stadium600」で2002年愛知まちなみ建築賞受賞など
北山 恒
1950年香川県生まれ。1976年横浜国立大学建築学科卒業。1978年ワークショップ設立(共同主宰)。1980年横浜国立大学大学院修士課程修了。1995年architecture WORK SHOP設立主宰。現在、横浜国立大学教授、東京芸術大学非常勤講師。主な受賞に、「HOUSE IN HOUSE」で1996年東京建築士会住宅建築賞、「白石第二小学校」で1997年建築学会東北建築賞作品賞、BCS賞、1998年日本建築学会作品選奨、「Lime House」で1998年東京建築士会住宅建築賞、「Z‐House」で2001年東京建築士会住宅建築賞受賞など
内藤 広
1950年神奈川県生まれ。1974年早稲田大学建築学科卒業後、同大学大学院にて吉阪隆正に師事、1976年同大学大学院修士課程修了。フェルナンド・イゲーラス建築設計事務所、菊竹清訓建築設計事務所を経て、1981年内藤広建築設計事務所設立。2001年~東京大学土木工学科助教授。2002年12月より同大学教授。主な受賞に、「海の博物館」で1993年芸術選奨文部大臣新人賞、日本建築学会賞、吉田五十八賞、「牧野富太郎記念館」で2000年村野藤吾賞、IAA国際トリエンナーレグランプリ、毎日芸術賞、BCS賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)