内容紹介
古くから、建築は石や土、木材などの自然素材と密接な関係にあった。現在では、コンビュータを用いた建築デザインの領域に植物的なフォルムの導入が試みられるケースも多く、植物と建築への関心は高まっている。この相互の影響関係を、歴史的、文化史的にたどり直して考察しながら、新たな建築的な視点や方法を探り出していく。
著者について
●五十嵐太郎 いがらし・たろう
1967年生。建築史家。工学博士。東京大学工学系大学院修了。東北大学准教授。著書=『新宗教と巨大建築』『近代の建築と神々』『終わりの建築/始まりの建築』『戦争と建築』など。共著=『ビルディングタイプの解剖学』など。
●大場秀章 おおば・ひであき
1943年生。理学博士。専門は植物分類学。東京農業大学農学部卒。東京大学総合研究博物館教授。著書=『植物と植物画』『植物は考える』『バラの誕生』など。翻訳=『日本植物誌 シーボルト「フローラ・ヤポニカ」』など。
●石上純也 いしがみ・じゅんや
1974年生。建築家。東京藝術大学大学院修了。石上純也建築設計事務所代表。2008年、ヴェネツィア・ビエンナーレ建築展参加作家。作品=《table》《四角いふうせん》《リトルガーデン》《神奈川工科大学のKAIT工房》など。著書=『small images ちいさな図版のまとまりから建築について考えたこと』。
●高山宏 たかやま・ひろし
1947年生。明治大学国際日本学部教授。建築、美術、文学、文化史、思想史、哲学、科学などを自在に横断する批評家・翻訳家。著書=『アリス狩り』『目の中の劇場』『メデューサの知』『奇想の饗宴』『庭の奇想学』など。訳書=タイモン・スクリーチ『定信お見通し』、同『江戸の身体を開く』、バーバラ・M・スタフォード『ボディ・クリティシズム』、同『アートフル・サイエンス』など。
●土居義岳 どい・よしたけ
1956年生。建築史。フランス政府公認建築家。九州大学大学院・芸術工学研究院・教授。著書=『建築と時間』『建築キーワード』『アカデミーと建築オーダー』など。翻訳=『新古典主義・19世紀建築〔1〕〔2〕』『建築オーダーの意味』『パリ都市計画の歴史』など。
●平田晃久 ひらた・あきひさ
1971年生。建築家。京都大学大学院修了。平田晃久建築設計事務所代表。京都造形芸術大学。日本大学、東京理科大学非常勤講師。作品=《House H》《House S》《sarugaku》《Showroom H(枡屋本店)》など。
●藤森照信 ふじもり・てるのぶ
1946年生。建築史家。建築家。専門は建築史、生産技術史。東京大学生産技術研究所教授。著書=『明治の都市計画』『昭和住宅物語』『丹下健三』『人類の建築と歴史』など。作品=《神長官守矢資料館》《タンポポハウス》《熊本県立農業大学学生寮》《高過庵》など。
ほか