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建築する身体―人間を超えていくために
 
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建築する身体―人間を超えていくために [単行本]

荒川 修作 , マドリン ギンズ , Madeline Gins , 河本 英夫
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

人間の可能性を最大限発揮させる建築とは。イメージ・知覚・身体のランディング・サイトとは。三鷹天命反転住宅の完成によって明らかになりつつある、世界的芸術家ARAKAWAによる衝撃の生命論。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「MARC」データベースより)

建築的環境がどのようにして形成されるかをみずから示す場合には、身体に直接問うてみればよいのです。測度となり評価されるべき考慮の単位は、環境と一体になった身体なのです-。「建築する身体」を追跡する。

登録情報

  • 単行本: 179ページ
  • 出版社: 春秋社 (2004/09)
  • ISBN-10: 439395503X
  • ISBN-13: 978-4393955031
  • 発売日: 2004/09
  • 商品の寸法: 26.4 x 19.2 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 601,532位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
我々「人間」は様々な意味で縛られ、
その有機体としての可能性を大きく制限されています。

この本は、そのような拘束された「人間」を
建築・環境・身体を通じて解放し、
大きな可能性へと導くための手引書と言えるでしょう。

河本英夫氏の解題も素晴らしく
荒川+ギンズの構想が分りやすくまとめられています。

ちなみに、この本は読み終えただけではだめなようです。
有機体としての人間を拡張していくために
行為し続けることが必要です。

このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
2004年9月に出版されたものから

1.サイズが
26.4×19.2 から
19.6×15.2 へと一回り小さくなっています。

2.フランス語版『建築する身体』に載せられた
ジャン=ジャック・ルセルクルの序文が
塚原史氏の訳で新たに加えられています。
(『水声通信』2006年1月号 「村山知義とマヴォイストたち」に掲載されたもの)

3.文章が横組みから縦組みへ変更されています。

**********

我々「人間」は様々な意味で縛られ、
その有機体としての可能性を大きく制限されています。

この本は、そのような拘束された「人間」を
建築・環境・身体を通じて解放し、
大きな可能性へと導くための手引書と言えるでしょう。

河本英夫氏の解題も素晴らしく
荒川+ギンズの構想が分りやすくまとめられています。

ちなみに、この本は読み終えただけではだめなようです。
有機体としての人間を拡張していくために
行為し続けることが必要です。

**********
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By トップ500レビュアー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
この本は、29頁からなる河本英夫の解題そして基本用語解説なくして解読困難であろう。詩的表現に満ちていて説明的記述が少なく論理的追跡が困難であるからだ。そこで世界が一変するような内容を解題により紹介する。

「アラカワ・プロジェクト」は理論やモデルではなくプロジェクトである。
人間の経験する空間には、「生態空間」(身体行為と相即的に形成される空間)、「幾何ー運動空間」(身体行為を前提にした場所と場所の関係からなる空間)、シンボル空間(座標軸で張り出された空間)という三種の空間がある。
学習により中学以降シンボル空間が前景化してくるが、これを支えているのは前二者の空間である。

荒川は、徹頭徹尾「幾何ー運動空間」をベースにして一切の対象を捉えていく。
経験、事柄の可能性の範囲を徹底して拡大していくため「問い」の連発、従来不可能と思われていたものの積極的留保という戦略を取る。また、意識を支えているものを徹底的に環境の側に求めていく。「行為としての意識」と捉え環境条件さえうまく設定できれば意識はなくとも済むことになる。「環境ー建築的身体ー身体」という系列の中で意識そのものが形成される。意識に代えて身体を伴う手続き的行為が前景化する。
こうした企ては身体意識の制約からの解除につながり同時に身体の可能性を回復させることにもつながる。

ランディング(降り立つ)という行為により場所の指定される空間が「幾何ー運動空間」である。
人間が物を作る制作行為のさなかで場所とともに意味が出現する。知覚にとって「として」と捉えることもできる。大森荘蔵は、それを「重ね描き」行為と呼んだ。行為の継続可能性を満たし、意味としては未規定で別の意味を持ちうるような予期も可能である。ランディングの可能性さえ満たされば成立するような意味の可能性の領域が開かれる。
そして、そのような芸術作品は歴史上そう多くはないが、再度見ると「懐かしさ」が残っている。記憶でなく経験そのものに組み込まれている。その作品をひとたび経験すれば二度とその作品を経験する以前には戻れない。

終わりに、「建築する身体」とオートポイエースの微妙な差について。
行為目標としては、同じものを目指しているプロジェクトである。オートポイエースは自己組織システムの延長上にあるため動きを基本にして組み立てている。動きの継続の中で「自己」(オート)が出現する。基本的には、「生態空間」をベースに一時性、未完性、未定性、不確実性が組み込まれている。
認知(それ自体は行為)の中にランディングの働きを担う感覚的直観が出現する際には、複数選択肢が出てくる。
「アラカワ・プロジェクト」が直面するのと同じ問題にオートポイエースは逆方向から直面する。ということである。
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