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廃墟に乞う
 
 

廃墟に乞う [単行本]

佐々木 譲
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (26件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第142回(平成21年度下半期) 直木賞受賞

内容紹介

道警の敏腕刑事だった仙道孝司は、ある事件をきっかけに療養中の身。やっと回復してきた仙道に、次次とやっかいな相談事が舞い込む。

登録情報

  • 単行本: 320ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2009/7/15)
  • ISBN-10: 4163283307
  • ISBN-13: 978-4163283302
  • 発売日: 2009/7/15
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (26件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 202,828位 (本のベストセラーを見る)
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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 直木賞には疑問を感じました。, 2010/3/20
レビュー対象商品: 廃墟に乞う (単行本)
連作短編集でそれぞれに味わいもあり、安定した実力は感じます。
ただ、それぞれの登場人物の掘り下げも浅く、全体に物足りない感想です。
ミステリーとして読むには、プロットに目新しさもありませんので、お勧めしません。
純粋に休職中の刑事仙道がかかわった事件の人間模様を描いた作品として読むと
楽しめると思います。
著者の人物描写がきっちりしている作品が好きで何冊か読んだだけですが、
直木賞なら佐々木譲氏別の作品でも良かったのでは?という気がしました。

直木賞作品の選定基準がわかりませんが、賞に期待して手にとる方も多いと思いますので
あえて少々辛口に☆2つです。
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ソフトタッチの警察小説, 2009/8/15
レビュー対象商品: 廃墟に乞う (単行本)
私は北海道に住んでいます。仕事で訪ねた土地が多かったので、
舞台となった街の雰囲気や季節感をリアルに感じながら読みました。

作品は、連作短編集で
「オージー好みの村」、「廃墟に乞う」、「兄の想い」、「消えた娘」、
「博労沢の殺人」、「復帰する朝」の六篇で構成されています。

「消えた娘」で行方不明の娘を探しまわり、途方にくれる父親の切なさ
が印象的です。
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 渋い短編集, 2010/3/4
レビュー対象商品: 廃墟に乞う (単行本)
非常に渋い連作短編小説でした。

道警の敏腕刑事だった仙道は、ある事件で深い心の傷を負ってしまう。PTSDを癒すため、休職中の仙道のもとに、さまざまな事件が持ち込まれる。

休職中の刑事という設定が、仙道の行動に大きく制約を課しているのですが、このあたりがまた、読みどころとなっているのです。情報を得ようと現地の警察署へ足を運ぶのですが、そこで興味津々に病気のことを聞かれたり、同情をこめた目でみられたり。当然のことながら「休職中の部外者が、なんで首を突っ込んでくるんだ」とあからさまに不快感をしめされることもあります。

相談を持ち込む人たちは、皆、警察の捜査に疑問を持ったり、おざなりな対応に不満をもったりしています。組織の力で解決できなかった事件を、仙道が快刀乱麻のごとく解決できるはずもないのですが、このあたりも、うまくバランスをとっています。さりげなく仙道の言葉をきっかけに事件が方向を変えていく、ヒントが解決の端緒となる、など、佐々木小説のリアリティを保って書かれているところは、感心します。
しかし、私にはちょっと渋すぎました。どうも、こういうトレンチコートに哀愁の後姿が似合う作品は苦手意識が強くて。
またミステリを期待して読んだことも肩すかしでした。刑事が主人公の普通の小説としてお読みください。そうすれば表題作などは、なかなかの感動の秀作です。(いつになったら真犯人がでてくるんだろうと、トンチンカンなことを考えて最後にガックリしたのは秘密です)

また全体に暗いトーンでしたね。事件も暗いし、終わり方も暗い。最後に仙道自身が立ち直り始めた兆しが見え、そこは救いになりました。
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