内容紹介
「日本の庭巡礼」では、岡山にある「頼久寺」の庭園を紹介する。同庭園は、小堀遠州により作庭された蓬莱式枯山水庭園で、愛宕山を借景し白砂敷の中央に鶴島、後方に亀島の二つの低い築山状の島を置いて石を組み書院左手の山畔に沿ってサツキの大刈込みで青海波を表現している。桃山時代から江戸初期にかけて盛んだった築庭様式で、現在に至るまで当時に近い状態で保存されているのは貴重とされ、1974年に国の名勝庭園にも指定されている。
「現代の庭を創る」では、土木業から作庭へと、自然な成り行きで生業を移行していった岡山の作庭家・福田義勝氏を紹介。自己の内側に秘めた思いを的確に表現する反面で、他者の内面を鋭く解き明かすことに長け、それが自然と造形の両面から庭を表現する同氏の独特な作風の一因ともなっている。独自の世界観を多層的に表現する福田氏の作庭哲学をひも解く。
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