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翻って、日本の企業で、広報部門を重視しているところがあるだろうか。不祥事が起きても、社長自らでなく部下の役員に記者会見をさせるのが普通だし、たまに社長が登場しても「自分は寝ていないんだ」などと発言して非難を受けたこともある。近年の国内における広報の成功例では、石原軍団と、ジャパネットたかたくらいしか思い浮かばない。
この本は、日産自動車や、日立製作所など8つのケースを取り上げている。どの事例も日本のレベルではよくやっているのであって、消費者に顔を向けた広報の仕事ぶりなど参考になる点は多い。しかし、広報は単なる宣伝というのではなく、危機管理&マーケティングという考えを企業のトップが持たない限りは、本当の意味で会社(組織)は強くならないと思う。だから、この本の中身については少し物足りない。
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