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広告で見る江戸時代
 
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広告で見る江戸時代 [単行本]

中田 節子 , 林 美一


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ブックレビュー社

掲載資料400点。錦絵,看板,チラシ(引札),名所案内など,江戸の洗練された広告が一目瞭然
越後屋(いまの三越)は,天和3年(1683年)には,今のチラシである引札を江戸の町中に配った。寛永6年(1794年)には日本初のコピー集『ひろふ神』が刊行された。

江戸時代後期の江戸は,広告活動が欧米より早くさかんで,看板や引札から,広告が絵の中に描かれている錦絵,広告の入った草双紙,ガイドブックである案内本,カタログ的な雛形などもあった。

戯作者はコピーライター,浮世絵師はデザイナー,版元はアート・ディレクター的役割も果たしていたのだ。十返舍一九は,取材した店を作中で紹介してタイアップ的なことをしていたし,国学者本居宣長は家伝の薬の宣伝文をしたためていた。「土用の丑の日は鰻の日」というコピーをつくったのは奇才平賀源内である。

文化文政時代には日本人の6分の1が伊勢参りをしたほど旅行もさかんで,ガイドブックも出され,名産名物番付や地図つき引札も出た。見世物や歌舞伎,相撲が流行を作り,多くの浮世絵が描かれた。

『広告のなかのニッポン』の著者でもある中田節子は,本書でも江戸時代を斬新にとらえている。本書の監修は,江戸文芸研究家としてテレビ・映画の時代考証に携わる林美一である。 (フリーランスライター 杉山 由美子)
(Copyright2000 ブックレビュー社.All rights reserved.)

内容(「BOOK」データベースより)

貴重な文化資料であるにもかかわらず、これまであまり日の目をみなかった、江戸時代の広告資料。江戸人の知恵の結晶である看板・暖簾・引札などさまざまな広告資料約400点から江戸人の営みのかたちを探る。

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