『第二夜』で終わりませんでした。ごめんなさい……
大学生の哲弥と専門学校生の宙。離れてしまった時期からは成長しているものの、大人ではない二人。
長年、懸命に蓋をしてきた宙への思いを自分でも持て余してしまっている哲弥。
同じような哲弥への思いを、それでも素直に示してきた宙。
ここへきて、互いが一番大切で欲している気持ちを通い合わせます。
なのにどうしてでしょう。ちっとも安心できないんですよ……
『第一夜』の子どもであるが故の危なっかしさに加え、現実の厳しさを少々知ってしまっている年齢の空気感がひりひりと漂っていて、自分の中では『キスブルー』の切なさを超えていきました……
互いが特別で、一緒にいたいと思う気持ちは同じなのにどうしてもすれ違っていく。
表紙や裏表紙のように、なんの変哲もない時間がこの時期の彼らにはあったのだろうかと考えてしまいます。
巻末に、友人のリョウちゃん目線の話と、二人の出会い編が収録されています。
両方ともかなり良いです。リョウちゃんがいてくれて本当によかった。
またエライところで終わってしまったので、1年後に出していただけるなら嬉しい限りです。
どんな着地点になるのか。
気になる方は『第三夜』が出てからの購入をオススメします。いや、もーホントに。