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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
時計塔の秘密,
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レビュー対象商品: 幽霊塔 (春陽文庫―江戸川乱歩文庫) (文庫)
江戸川乱歩が持ち味を遺憾なく発揮した一冊。
おどろおどろしさ、謎の美女、超科学、陰惨な殺人、迷路。そういった要素が渾然一体となって、魅力的なストーリーを織りなしている。乱歩作品のなかでも、娯楽色の強い一冊といえよう。 なかでも面白いのは、時計塔の内部を探検する場面。こういう建物を私も建ててみたい。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
不朽の名作,
By 小谷野敦 (東京都杉並区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 幽霊塔 (創元推理文庫) (文庫)
ウィリアムソンの『灰色の女』を黒岩涙香が『幽霊塔』として翻案したものを、さらに乱歩が書き直したもので、高校時代夢中になって読み、ヒロインに恋してしまったほどだった。まあそれ以来読み返していないからいま読んだらどうだか分からないが、名作だと思う。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
乱歩の翻案長編スリラーの傑作,
By mutantmogura (横浜市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 幽霊塔 (春陽文庫―江戸川乱歩文庫) (文庫)
涙香版「幽霊塔」の翻案であり、登場人物の名前が涙香版とは変えてある。
かつてNHKラジオ「日曜名作座」でやっていたのは、涙香版のほうだった。 涙香版も「別冊幻影城」で読んだが、乱歩版のほうが読みやすいし面白い。 それは、乱歩が自身が面白く読んだ経験を生かしたせいだろう。 書き込んだ部分とはしょった部分が、実にうまく処理されている。 主人公と美女の邂逅からはじまり、美女の正体や幽霊塔の秘密をめぐり、正邪入り交じる波瀾万丈のストーリー。 まさに、一読巻を置くあたわざる、といったところである。 そして、翻案作品であるため、乱歩作品に頻出するグロ表現や無駄な描写、冗長さや破綻がない。 それが、本作を傑作たらしめているところだ。 涙香版は今では青空文庫で読めるので、本書を読んだひとは、ぜひ涙香版も読んでみてほしい。 変更された部分を見れば、乱歩の目の確かさが分かるだろう。 ただし、登場人物の名前に関しては、オリジナルのほうがムードがあって良い。
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