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幽霊塔 (春陽文庫―江戸川乱歩文庫)
 
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幽霊塔 (春陽文庫―江戸川乱歩文庫) [文庫]

江戸川 乱歩
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

長崎県の片山里に建つ寂れた西洋館には、幽霊が出ると噂される時計塔が聳えている。このいわくつきの場所を買い取った叔父の名代で館を訪れた北川光雄は、神秘のベールをまとった世にも美しい女人に出逢い、虜になっていくのだったが……。埋蔵金伝説の塔と妖かしの美女を巡る謎また謎。手に汗握る波瀾万丈の翻案大ロマン。挿絵・伊東顕

--このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

因果な来歴から幽霊塔と呼ばれるその塔で、北川光雄は宿命的な出逢いをする。鄙にはまれな麗人、野末秋子の凄絶とさえ映る美相に心は乱れて、文目も分かぬ恋路の闇を惑い歩く。数奇な境涯にあるらしき懸想人に妻問を拒まれるも愛染断ちがたく、私情を捨てた献身を誓うのだったが―。全編を彩る計り知れない謎、金銀財宝を秘めた西洋館を舞台に展開する波瀾万丈の翻案大ロマン。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 314ページ
  • 出版社: 春陽堂書店 (1988/01)
  • ISBN-10: 4394301246
  • ISBN-13: 978-4394301240
  • 発売日: 1988/01
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 4.0 時計塔の秘密, 2008/1/19
By 
志村真幸 - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 幽霊塔 (春陽文庫―江戸川乱歩文庫) (文庫)
 江戸川乱歩が持ち味を遺憾なく発揮した一冊。
 おどろおどろしさ、謎の美女、超科学、陰惨な殺人、迷路。そういった要素が渾然一体となって、魅力的なストーリーを織りなしている。乱歩作品のなかでも、娯楽色の強い一冊といえよう。
 なかでも面白いのは、時計塔の内部を探検する場面。こういう建物を私も建ててみたい。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 不朽の名作, 2008/5/29
By 
レビュー対象商品: 幽霊塔 (創元推理文庫) (文庫)
ウィリアムソンの『灰色の女』を黒岩涙香が『幽霊塔』として翻案したものを、さらに乱歩が書き直したもので、高校時代夢中になって読み、ヒロインに恋してしまったほどだった。まあそれ以来読み返していないからいま読んだらどうだか分からないが、名作だと思う。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 乱歩の翻案長編スリラーの傑作, 2011/5/20
レビュー対象商品: 幽霊塔 (春陽文庫―江戸川乱歩文庫) (文庫)
涙香版「幽霊塔」の翻案であり、登場人物の名前が涙香版とは変えてある。
かつてNHKラジオ「日曜名作座」でやっていたのは、涙香版のほうだった。
涙香版も「別冊幻影城」で読んだが、乱歩版のほうが読みやすいし面白い。
それは、乱歩が自身が面白く読んだ経験を生かしたせいだろう。
書き込んだ部分とはしょった部分が、実にうまく処理されている。

主人公と美女の邂逅からはじまり、美女の正体や幽霊塔の秘密をめぐり、正邪入り交じる波瀾万丈のストーリー。
まさに、一読巻を置くあたわざる、といったところである。
そして、翻案作品であるため、乱歩作品に頻出するグロ表現や無駄な描写、冗長さや破綻がない。
それが、本作を傑作たらしめているところだ。

涙香版は今では青空文庫で読めるので、本書を読んだひとは、ぜひ涙香版も読んでみてほしい。
変更された部分を見れば、乱歩の目の確かさが分かるだろう。
ただし、登場人物の名前に関しては、オリジナルのほうがムードがあって良い。
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