友人に進められて読み始めました。
最初は話の設定に「これでいいのか??」とは思いましたが
読んでみると、なるほどこれでいいのだと思いました。
内容の重さに設定がごちゃごちゃすれば読み手の理解が遅くなってしまいますし
映像ではない小説は主人公の不自由さを伝えるのに手間取ってしまいますから設定は軽く、そして人に突っ込みを入れられるぐらいの方が解りやすいのだと思えました。
そして一番大きかった事が話の内容を含め神様が人をたいして助けない事です。
「49日で100人の自殺志願者を救え」なんだそれは!と抗議したくなる事を言う神様
せっかく与えた命を粗末にしおって、と呆れる神様
あぁ、この神様は親であり先生であり上司なのだと思いました。
助けてやりたいが自分自身の問題に私が首を突っ込むわけにも行かないが、かといってほおって置くわけにもいかないそんな中で"自分で見つけて来い"と後ろから4人の尻を叩いた。
そんなふうに思いました
親近感をもてる神様は私の神様像と近かったんです。
それぞれの死に方、時代は読んでいて飽きがきませんでした。20代の私には解らない言葉が飛び交う場面は笑えます。
時代の違いはこんなにも人の思考を変えるのかとも感心できます。
読み手を選んでしまうかもしれませんがぜひ読んで欲しい一冊です。