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幽霊を捕まえようとした科学者たち (文春文庫)
 
 

幽霊を捕まえようとした科学者たち (文春文庫) [文庫]

デボラ ブラム , Deborah Blum , 鈴木 恵
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 980 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

19世紀半ば、欧米で心霊現象への関心が高まり降霊会がブームになった。多くの科学者が否定するなか、ケンブリッジ大を中心とするノーベル賞学者2人を含む研究会が、本気で幽霊の存在を証明しようとした。時に協力し合い時に見解の相違を見つつ、様々な心霊現象の解明に挑んだ彼らが行きついた「死後の世界」とは。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ブラム,デボラ
ウィスコンシン大学マディソン校科学ジャーナリズム論教授。サイエンスライターとして活躍。1992年には『The Monkey Wars』(邦題『なぜサルを殺すのか』白揚社)でピュリッツァー賞受賞

鈴木 恵
1959年長野県生まれ。早稲田大学文学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 541ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2010/2/10)
  • ISBN-10: 4167651661
  • ISBN-13: 978-4167651664
  • 発売日: 2010/2/10
  • 商品の寸法: 15.6 x 10.9 x 2.7 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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31 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ZENZEN
形式:単行本
朝日新聞の書評(07.7.15)は、少々冷淡な印象を受け、本書の真の意義を評価し損なっているように見える。
本書の主要舞台となるSPRは、現代日本の著名スピリチュアル・カウンセラーが「霊の存在を否定するために活動している」と紹介してしまうぐらい健全な懐疑精神と厳密性を重視した研究グループ。その主要人物たちの取り組みをここまで詳しくフォローした本書の著者とすばやく翻訳出版を決断した出版社に拍手を贈りたい。
昨今は空前のスピリチュアルブーム。しかし、その内容たるや本書の主役たちが同時代の霊現象を評したのと同様95%ぐらいはまがいものと言ってもいいように思われる。スピリチュアルな世界を安易な信奉者と頑迷な否定者のみによってもてあそばれることがないように、本書の主役たちのような姿勢がもっと再評価されていいのではないか。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
これはめちゃめちゃ面白い。19世紀後半から20世紀にかけて、アメリカとイギリスを中心にノーベル賞級の科学者たちが心霊にハマっていく様子を人物相関図を中心にほぼ年代に沿って描いています。ダーウィン「種の起源」で神様の天地創造が明確に否定されてから科学と宗教が対立するようになり、その狭間で「科学では説明できない人間らしさ」を探そうとした科学者たち。今も当時も心霊なんて子供だましに過ぎませんが、しかし今も当時も科学で人間のすべてが説明できるのかというとそうではない。脳の仕組みなどいまだに謎だらけです。彼らにとって科学でも宗教でもない第三の新しい道が心霊だったわけで、私たちも笑ってはいられません。

ほとんどはインチキ霊媒師のトリックを暴く彼らの行為は、また、ラップ音だのエクトプラズムだのを真剣に検証することにもなっていて、「神なき世界の人間探究」の意気込みがひしひしと伝わってきます。非科学的だと頭から否定する頑固な科学者のほうが愚かにみえてくる。

科学と心霊を結び付けようとした科学者で最も有名だったのがアメリカ実験心理学の権威ウィリアム・ジェイムズ(作家のヘンリー・ジェイムズのお兄さん)ですが、ほかにもたくさんの科学者が出てきます。個人的に感動したのは、初期の研究メンバーの誰かが死ぬと、その後の心霊実験の場にその霊が出てくるというクダリ。心霊現象の研究者が自ら心霊現象になってしまう。もちろん霊媒師が本物か偽物か、そもそも心霊現象などあるのかという当然の疑問もありますが、研究者であること(人間)と心霊現象になること(幽霊)の、このあいまいな境界。本書は、神なき世界でいかに人間と幽霊が近づくのかについての興味深い事例集でした。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 宣長さん トップ50レビュアー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
 邦書には一切明示されなかったが、本書の副題は「ウィリアム・ジェイムズと死後の世界の科学的探究William James and the Search for Scientific Proof of Life after Death」であり、それは邦訳巻末の年表に伺われるだけになっており、刊行を急いだためか訳者あとがき、解説のようなものは一切ない。各章の表題は大幅に改訳されている。それでも貴重な一書であることに替わりはない。
 かって英国の宗教学者J・パリンダーが『神秘主義Mysticism in the World's Religions』(講談社学術文庫)を出してジェイムズの『宗教的経験の諸相The Varieties of Religious Experience』の続編を意図したとされるように、本書は逆にJ・オッペンハイムの『英国心霊主義の抬頭The Other World: Spiritualism and Psychical Research in England 1850〜1914』(工作舎)の続編を意図していると言えるだろう。しかし、パリンダーが世界宗教を現代のオカルトや薬物使用まで掘り下げていくのに対して、本書はオッペンハイムの書を超えるようなものではない。勿論、アメリカ心理学の祖ジェイムズの言動だけをその生涯にわたって追っているだけではなく、一方のシジウィック・マイヤーズ・ガーニー・ウォレス・クルックス・レイリー卿・ドイル・トゥウェイン・バレット・ホジソン・ロッジ・リシェ・キュリーと、他方のファラデー・ダーウィン・ハクスリー・ティンダル・エジソンと、そしてフォックス姉妹・ヒューム・ブラヴァツキー・パイパー・パラディーノという錚々たる霊媒実践者を一渡り扱っているし知的誠実さの感じられる描写になっている。あくまで、先にオッペンハイムの書を読了していればちょっと薄められたような気がするだけである。
 心霊研究史は宗教史を到底超えられないのである。エリアーデとデネットを対峙して読み、偶の息抜きに本書も読み返してみたい。
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科学に対する真摯な姿勢が強く印象に残る
ダーウィンが進化論を世に問うてから先鋭化した科学と宗教の対立。本書は、科学がいちじるしい進歩を遂げていく19世紀から20世紀初頭の英米を舞台に、自明のものを超越し... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: hit4papa
あなたは幽霊の存在を信じるか?
実体験を交えた体験者の話から幽霊の存在を推察しながら、科学者たちの奇想天外な幽霊捕獲方法が実に面白い。読んで損なし!
投稿日: 12か月前 投稿者: ユウタイくん
心霊現象を科学で解明しようとした試みの記録
「主流派の科学者らにはこのテーマを取り上げる意欲も覚悟もないことを、ふたりは承知していた。だから自分たちがやるのだ」... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: FreshAir
懐疑論者の基礎知識用に推薦
... 続きを読む
投稿日: 2008/1/17 投稿者: ワカシム
真理を求めて
 19世紀から20世紀にかけて、超常(心霊)現象について科学者たちのグループが検証し、できるだけ論理的にその現象を分析して、その経緯をまとめた本。... 続きを読む
投稿日: 2007/11/10 投稿者: tn581jp
科学者にとっての禁断のテーマ
巻頭を飾る名だたる科学者の名前とその肖像画。
この本を読み進める内に、幽霊、心霊現象など未踏の領域に進む科学者の勇気と、... 続きを読む
投稿日: 2007/8/25 投稿者: norie3
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