漢字の便利さ、また、幼児にとっては実に簡単に吸収できる漢字というもの。もしあなたに漢字コンプレックスがあり、我が子にはそうなってほしくないと思っているのだったら、一読してください。旧かなづかいの本ですが、どうすればよいのか簡単にわかるはずです。石井先生はあと50年遅く生まれてきてくれれば、と思わざるを得ません。形式のみにとらわれたゆとり教育と詰め込み教育の間を行ったり来たりするだけの文科省に、真に有意義な教育の在り方を庶民の声として訴えるには、石井先生の経験的根拠が大きくものを言うからです。石井先生も御存命中は文部省に睨まれ、様々な嫌がらせを受けたそうですが、教育が破たんしている現在なら、文科省も聞く耳をもってくれたのではないか、と思います。その辺の経緯は、塩原経央氏による「知を開き 情を養う 国語の底力」に詳しいので合わせてお読みになることをお勧めします。