小学生が書店で同性間の性行為がある漫画を買えること自体が異常なので、東京都の規制には賛成の立場です。ご了承ください。
内容は幼なじみが相思相愛になり、親にばれないように気を付けながら関係を持つという、内容が無い内容を美麗な絵で魅せるという、みなみ遥さんらしい作品です。
問題は雑誌連載当時はクリアされていた性描写に規制がかかったため、コミックには白抜きが多用されて白けてしまう点です。
「曖昧な規制で作家の表現する自由を制限萎縮してしまう」と最もらしい大義名分での抗議がかつては躍りましたが、BLを読む目的が何なのかを考えると結局は「イケメンの男性器が見たい」に尽きるんではないでしょうか?
私は今までもみなみ遥さんの作品を「控えめなエロ本」と捉えてきたので、白抜きされた本作は無駄遣いの何物でもないわけですが、思春期・未成年女子の皆さんが読む「性行為の事前学習用教材」(出版関係者談)としてはこれくらいでも充分では?
思春期男子が読むような、手軽な雑誌の性描写はこんなものです。
未成年に露骨な性描写のあるエロ本を売り続けて収入を維持したい出版側と、露骨な性描写のあるエロ本が18禁指定になると困る消費者が、表現の自由という美辞麗句を濫用したのが規制批判です。
18禁のBLを大手出版社が売り出して、ぬるいBLと分ければいいだけのことです。
本作品はエロ本には失格ですが、ぬるいBLとしては合格でしょう。