感想の結論から言うと、斬新な話の展開で、危険かつ面白い暴露本だと思った。
まず、何が斬新かというと、話のメインがキノコであり、そのキノコがサンタクローズに繋がって行き、更にはキノコこそが闇勢力によって秘密にされてきた人類解放の鍵で、キノコにかんする情報のディスクロージャーにこの著者は命を懸けているあたり。
ただ、この著者はあまりにキノコに命を懸けたせいか、やや強引に話をキノコにしているのではないかと思うものも中にはあるし、この著者自体、結構アブナイおじさんなのかも…と思わないでもないが、探求姿勢のあまりにも前のめりであるところが微笑ましい。
また、訳者の前書きで触れているとおり、この著者は不審な獄中死を遂げており、そこがまた気になる。本当にキノコのディスクロージャーが命取りになったのだろうか…?
この本の危険なところは、宗教や秘密結社などの衝撃情報のみならず、覚醒体験を与えるというキノコ・レシピが本当に載っているあたりだが、このレシピにはしっかり警告も一緒に書かれている。
そしてそこでは、キノコは興味本位で試されるべきものではなく、世界中の様々な民族のシャーマンたちが、自分たちの社会を健全に維持するために、真剣に取り組み、世界観すら得てきた歴史的背景を振り返る機会を与えてくれる。
更にこの著者が認めているキノコは、少なくともその時点・その地域においては合法のものだけであることも注目するべきで、くれぐれも我々素人が安易に手を出してはならない代物であることを認識するべきなのだろう。