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幻想運河 (講談社文庫)
 
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幻想運河 (講談社文庫) [文庫]

有栖川 有栖
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

奇怪なバラバラ殺人を彩る真紅の薔薇の謎!!
アムステルダムと大阪。2つの水の都に、男と女の夢が妖しく蠢(うごめ)く

シナリオライターの卵、恭司がアムステルダムで遭遇したバラバラ殺人事件。在外日本人社会の濃密で澱んだ空気が生んだ犯罪が、不思議な糸で大阪の殺人につながってゆく……。ふたつの水の都をいろどる、奇怪な薔薇のイメージはなにを意味するのか?有栖川裏ミステリー・ベスト1の傑作、待望の文庫化!

内容(「BOOK」データベースより)

運河をたゆたうもの。それは分かたれし汝の運命。鬼才・有栖川有栖が贈る新たなる境地。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 359ページ
  • 出版社: 講談社 (2001/01)
  • ISBN-10: 4062730588
  • ISBN-13: 978-4062730587
  • 発売日: 2001/01
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 518,089位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 4.0 異色作, 2005/7/21
レビュー対象商品: 幻想運河 (講談社文庫) (文庫)
有栖川有栖の弟がアムステルダムに住んでいたのだそうで、そこを訪れた時の印象を元にして書かれた作品です。有栖川はアムステルダムという町をかなり気に入ったようで、町の様子やオランダ名物であるソフト・ドラッグを好意的に描写しています。殺人がなかなか起こらないのですが、アムステルダムに住む日本人たちの人間模様を読んでいるだけで心地よい気分に浸ることができます。

有栖川と言えば論理性を極限まで押し進めた作風が売りですが、本作は例外中の例外で必ずしも全ての謎が明らかにされるわけではありません。「オレは論理性だけじゃないぜ!」という作者の意気込みが伝わってきます。きちんと推理しながら読むのが苦手な人にもおすすめです。

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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 秀作, 2002/11/21
レビュー対象商品: 幻想運河 (講談社文庫) (文庫)
有栖川有栖といえば、ふたりのアリスが活躍する犯罪心理学者火村&作家アリス、学生アリス&江神のふたつのシリーズで有名だが、この作品は全く別の小説で、本格ミステリーからも離れていて作家も自由に書いているが、読み手も同じく自由に読める。
アムステルダムで起きたバラバラ殺人事件が大阪の殺人にどう繋がってゆくか。

二つの運河の街を殺人事件でありながらゆったりと幻想的に仕上げている。
全てが丸く解決しないというミステリーもこれならば許せる。

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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 裏・有栖川有栖, 2010/2/19
レビュー対象商品: 幻想運河 (講談社文庫) (文庫)
アムステルダムと大阪で起こるバラバラ死体遺棄が、事件的にはメインですが、

アムステルダムでドラッグに入れ込む若者たちの複雑な思惑と人間関係や、作中作の小説も意味ありげで、

ちょっと幻想的で頽廃的な独特の雰囲気。

学生アリスや火村先生のシリーズのような本格ものではなく、事件そのものよりも文章で読ませる感じです。

有栖川さん、本格推理らしからぬセンチメンタルな文章もすごく好きだけど、

こういう空虚で頽廃的なイメージの作品もすごく良いです。
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