もっと言うなら中世ヨーロッパ風、だろうか。ともかくそのような世界を一から練り上げるに当たって、この『幻想レシピ ~ファンタジー世界のつくり方~ 』は非常に有用だ。
まず基本的なファンタジィにおける根幹設定、その重要性から始まり、やがて実際の中世ではどうだったかということを踏まえて、ファンタジィ世界ではどうすればいいのかまで明記してある。
折々に挟まれるサンプルや図は明快で分かりやすく、本自体に彩を与えている。表紙からして、少し躊躇う方もいるだろうがそれは些か勿体ない。
確かに萌え系統のイラストこそあるが、それはあくまでも文章内容を理解し易くするための要素としてしか収まっていないのだ。無駄に出しゃばっているということもないので、そういう系統に耐性が無い方も読了に耐えられると思う。
ファンタジイ世界を作りたいという方には是非、山北篤著の『ゲームシナリオのためのファンタジー事典』と共に脇へと置いておいて欲しい本。