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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
長編を支える程のアイデアでは...,
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レビュー対象商品: 幻惑密室 (講談社ノベルス) (新書)
「神麻嗣子」シリーズ中の一作。作者はSF的設定の中である縛りを設け、その縛りの中で論理的に謎を解くというロジカル・ミステリの大家。特に本シリーズでは、事件関係者に超能力者がいて不可思議な状況を作る事を前提に話が進む。チョーモン委員会(読まないと分かりません)の嗣子、美人警部能解さん、売れない作家保科が織り成すハーモニーも見もの。本作のお題は「他人に心身共に幻惑を見せる」と言うもの。正月に社長の突然の命令で数名の社員が社長宅に呼ばれる。宴も進んだ頃、誰も家の外に出られない事に気付く。本人達は気付かないが、誰かが"幻惑"能力を使ったのだ。家は外から隔絶された状態、即ち密室状態になる。そして、社長が殺されているのが発見される。犯人は家の中にいる筈だが、誰が何のために ? 個人的には、作者のロジカル・ミステリは短編(集)向きだと思っているが、本作も短編にした方がスッキリしたのではないか。論点はハッキリしているので、そこに焦点を絞って書いた方が印象が鮮やかだったと思う。また、根本的な疑問だが、本作のような擬似密室を構築するのに超能力は必要だったのであろうか。超能力に頼らなくとも、同じような状況は作れたのではないか ? 「念力密室 !」に感激した者にとっては、やや不満が残る作品。
5つ星のうち 4.0
《神麻嗣子》シリーズの第一長編,
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レビュー対象商品: 幻惑密室―神麻嗣子の超能力事件簿 (講談社文庫) (文庫)
ウルトラワンマンな社長宅で開かれる新年会に、男女二人ずつ、四人の若手社員が招待された。 四人に共通する接点は特になかったのだが、男二人は 仕事のできないダメ社員、女二人は社長の愛人だった。 新年会に招かれた理由について、四人が思いを巡らせている うちに、なぜか彼らは、外に出ることができなくなってしまった。 電話も通じなくなっており、途方に暮れていた彼らは、 何者かによって殺害された社長の死体を発見する……。 本作で扱われる超能力は〈ハイヒップ(超催眠術)〉。 強烈な暗示を相手にかけて、実際にはあり得ない“幻”を、 あたかも現実のことのように思い込ませてしまう超能力です。 その能力を持つハイヒッパーは、(ヒップワード)を言って暗示をかけるのですが、 暗示を受けた者が、同じ言葉(ベイビイワード)を無意図的に第三者に伝えても、 暗示を波及させることになる、〈ベイビイメイカー〉という力もあわせ持っています。 一見、かなり反則な超能力に思えますが、使用する上での境界条件もキチン と設定(有効時間は一時間。同じ相手に同じ暗示をかけられるのは一回きり。 ヒップワードを重複して使えるのは最高四つまで、など)されており、整合性 とフェアネスは保たれています。 そうした設定を理解した上で、本作の事件を見ていくと、ポイントとなるのは以下の二つ。 母屋にあった死体が階段の下に移動したことと、凶器に社長のネクタイが使われたこと。 一方、動機に関しては、作者独特のセクシュアリティにまつわる思索を読み解く必要があります。
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
SFっぽいけど。,
By アマゾン銃兵衛 (千葉) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 幻惑密室 (講談社ノベルス) (新書)
SFっぽい本格ミステリです。設定を許容できるかできないかで評価は変わると思いますが、 内容は良質の「本格パズラー」です。 それと、水玉螢之丞さんのイラストもかなり良いです。 この本の一番の見どころはチョーモンイン大百科かも?(笑)
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