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幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))
 
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幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) [文庫]

東野 圭吾
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (220件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

幻の夜を行く男と女。息もつかせぬ傑作長編!
阪神淡路大震災の直後に、出会った男と女。男が犯した殺人を知る女は、彼を徹底的に利用し、野心を実現していく。だが彼女にも恐るべき秘密が。名作『白夜行』の興奮が再び!(解説/黒川博行)

内容(「MARC」データベースより)

’95年、西宮。未曾有の大地震の朝、男と女は出会った。美しく冷徹なヒロインと、彼女の意のままに動く男。女の過去に疑念を持つ刑事。彼女は一体誰なのだ…。『週刊プレイボーイ』連載に加筆して単行本化。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 792ページ
  • 出版社: 集英社 (2007/3/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087461343
  • ISBN-13: 978-4087461343
  • 発売日: 2007/3/20
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (220件のカスタマーレビュー)
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62 人中、54人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 手法をガラット変えた続編だが、やはり傑作!, 2004/3/26
レビュー対象商品: 幻夜 (単行本)
手法を全く変えて、その後を描いた「白夜行」の続編。
一見、前作とは関係のない登場人物の話が続くのだが、徐々にシュークリームや「風とともに去りぬ」のエピソードなどで、主人公の正体が明らかになるあたりから、ゾクゾク感が増し、すべてのピースが組み合わさり、前作とのつながりがクリアになるにつれ、東野さんらしい、緻密さを堪能した。

一点、不満としては、彼女が守ろうとしたものが何だったのか?ということが、明らかにされなかったことだろうか?
スカーレットオハラの行動原理は、タラの家と土地を守ることであり、彼女はそのためにありとあらゆるものを犠牲にして痛烈な人生を歩んだ。

本作の美冬が抹消したかった過去については、2作をちゃんと読んでいれば分かるのだが、彼女がスカーレットオハラに憧れ、同じように生きたいと思ったのなら、彼女の恐るべき行動にも、何かスカーレットと同じような、他の何物も優先させてでも守りたい、一つ筋の通った行動原理みたいなものが存在するはずなのだ。

残念ながら、2作を通じても、その行動原理は明らかにはならなかった。ただ、このラストからすると、もう一つ、続編が書かれるに違いない。
そこで、彼女が、一番守りたかったものはなんだったのか? 明らかにされることを期待したい。

PS.「白夜行」「幻夜」を完全に理解するためには、「風とともに去りぬ」のストーリーを知っていることが必要です。これを機会に、是非読んでみましょう。

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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 テンポの良い物語の展開は、流石!, 2007/8/25
レビュー対象商品: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) (文庫)
白夜行もそうであったが、読み終わった時になんとも後味が悪い。
しかしながら、読んでいる時は、東野氏のテンポの良い物語の展開と、先が気になるストーリー性で、時間を忘れて読みふけてしまう。
それにしても主人公の美冬は、恐ろしい。自分の今後の人生において、このような人間と出会わないことを祈りたいと思う。
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 「白夜行」ありきの作品。, 2010/10/13
レビュー対象商品: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) (文庫)
まず、お願い。

今作品を読む前に、必ず「白夜行」を読むこと。

そうしないと、美冬の人格理解、亮司と雅也の対比、
他人を犠牲にしてまでの幸福、女の心根など、作品を楽しめる
要素が半減、いや、80%減する。

続編であるか否かは問題にしないつもりであるが、両作品の
「根底に流れているもの」は、セットで読まないと深く
心に響いてこない。

「白夜行」ほどのインパクトはないにしても、
雅也が亮司とは違い、我々側の人種であることで、
葛藤ややるせなさ・恐怖などが実感できる。

だからこそ、雅也の科白や心情・行動はオープンに
したわけであろう。

美冬の終盤の壊れようは、確かに賛否両論あるが、
これじゃないと、最後のシーンへの収束感につながってこない
し、この終わり方はこれで、勧善懲悪にしてしまっては、
凡作になってしまっていた、と感じる次第だ。

というより、この終わり方だからこそ、我々読者は、
続編への期待を持たずにいられないのだから、それで
いいんだと思う。

蛇足だが、美冬を見ていて、宮部氏「火車」の、
主人公:新城喬子を思い出したのは、私だけだろうか?
あの人も絶世の美女で、心情は全く霧の中だったな。
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