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61 人中、53人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
手法をガラット変えた続編だが、やはり傑作!,
By
レビュー対象商品: 幻夜 (単行本)
手法を全く変えて、その後を描いた「白夜行」の続編。一見、前作とは関係のない登場人物の話が続くのだが、徐々にシュークリームや「風とともに去りぬ」のエピソードなどで、主人公の正体が明らかになるあたりから、ゾクゾク感が増し、すべてのピースが組み合わさり、前作とのつながりがクリアになるにつれ、東野さんらしい、緻密さを堪能した。 一点、不満としては、彼女が守ろうとしたものが何だったのか?ということが、明らかにされなかったことだろうか? 本作の美冬が抹消したかった過去については、2作をちゃんと読んでいれば分かるのだが、彼女がスカーレットオハラに憧れ、同じように生きたいと思ったのなら、彼女の恐るべき行動にも、何かスカーレットと同じような、他の何物も優先させてでも守りたい、一つ筋の通った行動原理みたいなものが存在するはずなのだ。 残念ながら、2作を通じても、その行動原理は明らかにはならなかった。ただ、このラストからすると、もう一つ、続編が書かれるに違いない。 PS.「白夜行」「幻夜」を完全に理解するためには、「風とともに去りぬ」のストーリーを知っていることが必要です。これを機会に、是非読んでみましょう。
14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
テンポの良い物語の展開は、流石!,
By ヒロゴン (横浜市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) (文庫)
白夜行もそうであったが、読み終わった時になんとも後味が悪い。しかしながら、読んでいる時は、東野氏のテンポの良い物語の展開と、先が気になるストーリー性で、時間を忘れて読みふけてしまう。 それにしても主人公の美冬は、恐ろしい。自分の今後の人生において、このような人間と出会わないことを祈りたいと思う。
59 人中、50人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
おもしろい、けどこの読後感の悪さ,
By
レビュー対象商品: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) (文庫)
結局この「女」の目的はなんだったんだろう?永遠の美?究極の美? 人それぞれなのかもしれないけど、たったそれを手に入れるためだけに全てをリセットしてやり直した? それだけのために自分に立ちはだかる障害を取り除くためにありとあらゆる手を使った? 後者はこの「女」はこういうやり方しか知らないという事で理解できなくもないけど、、、 けど、もしそうならリセット前と結局同じ生き方だし、リセットした意味ある? 前編的意味合いの白夜行では、とても心が痛々しいけどその中に二人の純粋な思いとか伝わる部分もあって、なぜかとても惹かれたんだけど、今回はそれは皆無だった。 だから、この「女」と表現してしまう。 白夜行の流れを汲むならば、この「女」が永遠の美なるものを追求してるのは今は亡きR&YのRをやっぱり心のどこかではずっと変わらず思っていたいから? もしそうなのだとしたら、また印象も違う感じになるけど、、、 ともあれ、前作同様一気に読めてしまう作品。 作者はわざとそういう感じになるように仕上げたんだろうけど、読後はとてもなんともいえない胸糞悪さを感じさせる。 自分はもうベタだけど、雅也はあの時本当は加藤に捕まって、なんとか死刑はまのがれて 刑期後にまだ有子が待っててくれててやっとささやかな、、、という風に脳内変換してます、、、 いや、ほんとベタベタなんだけどね、、、そうしないと気持ち整理できない(笑)
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