本書の主張は「中小企業は大企業のマネをしてはならない」
というものです。しかしこの主張はどの賃金コンサルも
唱えることで、さして珍しいものではありません。
しかし本書は、そういう中小企業の賃金についてのノウハウを
◆一貫したポリシーで橋渡し
している所が違うのです。
そのポリシーとは、他ではなかなかマネできない
著者自身による賃金データの地道な収集による、
万単位の「現実」を基礎としています。そこが最強です。
賃金コンサルといっても「いい事聞いたがウチじゃ無理だ」
というものが多いのです。
その原因はコンサルのポリシーが一貫していない所にあります。
ですから「改革」したとしてもアチコチで矛盾が生じるのです。
著者は単なる「賃金のみのヒト」ではありません。
本書を見れば、賞与や退職金なども含めた総合的に納得のいく
制度作りが可能であると感じました。