ラッセルの幸福論は、あくまで理性による精神分析という手法が主でした。
すなわち、心をそれ自体として扱い、そして不安と幸福のための心の働かせ方を論じたのです。
一方でアランの幸福論というのは、身体と心の繋がり及び、礼儀というものを重視しています。
つまりアランは心を身体との連携において考えていたのですね。
これは二者を分ける重要な方向性の違いですので、参考にしていただけると幸いです。
本書の構成はプロポと言う3ページ一区切りの独特な文章が多数集まって構成されてます。
語彙は簡単で一見読みやすそうですが、論理の展開が不明瞭で苦労しましたね。
詩的とでもいいましょうか。「この世で最も美しい本」と語る方もいらっしゃいますし。
ただ、僕としてはラッセルのほうが実用的で好ましく思われました。結局は読む人の好みだと思います。