内容紹介
虚無的で人間嫌いだが、容姿に恵まれた敏夫は、妹の三津子を溺愛している。「幸福号」と名づけた船を手に入れた敏夫は、密輸で追われる身となった妹と共に、純粋な愛に生きようと逃避行の旅に出る。幻の純愛長編。
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内容(「BOOK」データベースより)
「私たちは幸福号という船(この船の名は誰にも秘密にして下さい。そうしないと私たちの身が危険になります)に乗って、日本を離れます。…」密輸に手を染め、外国へ高飛びせざるを得なくなった敏夫と義理の妹三津子。二人の幸福号とは?恋とスリルとサスペンスに満ちたエンターテインメント。フランス伝統の物語形式を積極的に取り入れた実験小説でもある。
著者について
1925年東京生まれ。学習院高等科を経て東大法科卒。16歳で初めての小説「花ざかりの森」を書く。華麗な文体を特徴とし、主な著書は「仮面の告白」「潮騒」「金閣寺」「憂国」など。最後の小説「豊饒の海」4部作の完成後、70年11月25日、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で割腹自殺。
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