これを書いた方が、すっごく何不自由なく育った方だったら
反感も持ったことでしょう。
でも、書いている方が宇野千代さん。
4度の結婚と離婚、逃げるように故郷を去り、
睡眠薬を飲んで眠り続けたこともあり、書けないスランプに陥ったことも。
借金取りに追われたり、彼女自身
「泥棒と人殺し以外は何でもした」と仰るほど波乱万丈な日々だったと
思うのですが、本を読む限りあまりそういう印象は受けません。
ひたすら明るく、ひたすら前向きで、
とても癒され、慰められます。
書いてらっしゃる当時は70代なのですが、
「70代の方がこうなんだから、私も頑張ろう!」と
自分に対して発破をかける手段にもなります。
文庫本になって、どこでも携帯できるし、どこを読んでも力が出ます。
是非オススメしたいです。