約30年前の名作「幸福の黄色いハンカチ」では、山田洋次監督と、高倉健、倍賞千恵子、武田鉄矢、桃井かおり出演によるもので、それを後年経ってから観たのですが、なんか爽やかで清清しく、そして、風に吹かれてキラキラと黄色にはためく沢山のハンカチにより、このうえないシアワセを運んできたところが強く印象に残っています。
今回、そのアメリカ映画としてリメイクされたのですが、原作の韻はしっかりと踏んでおり、それをアメリカバージョンにして、少し現代風にアレンジしたものとなっています。
主演のウィリアム・ハートは、今まで主だった映画の主演はなかったと思いますが、健さんと少し違ったイメージではありますが、角ばったところがなく、マイルドで優しさを包み込むような感じになっています。
クリステン・スチュワートが出演することにより、このリメイク版は、瑞々しい青春のフレッシュ感が漂ってきているようです。
なんと、桃井かおりがチョイ役で出演しており、その洒落っ気に懐かしみを感じるところかもしれません。
ストーリーとしては、捩れたところがなく、概ねがストレートで純朴さを全面に出しており、それを自然に感じ取るように観るのがいいと思います。
今の映画では、二転三転するようなドタバタにより視聴者の感情がゆすぶられ、それを映画の醍醐味とするものが散見しますが、この作品のように素直に微笑ましいシアワセ気分を味わうのもいいと思います。