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とっても切なくて、ちょっとおかしくて、あったまる。 いま最注目の作家が放つ、心にふわりと響く長編小説!
「父さんは今日で父さんをやめようと思う」。・・・父さんの衝撃的な一言で始まる本作品は、いま最注目の新鋭作家・瀬尾まいこ氏による4作目となる長編小説であるとともに、主人公・佐和子の中学~高校時代にかけての4編の連作による構成となっています。 佐和子の“少しヘン”な家族(父さんをやめた父さん、家出中なのに料理を持ち寄りにくる母さん、元天才児の兄・直ちゃん)、そして佐和子のボーイフレンド、兄のガールフレンドを中心に、あたたかくて懐かしくてちょっと笑える、それなのに泣けてくる、“優しすぎる”ストーリーが繰り広げられていきます。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。
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自殺未遂の経験のある父さん。
家出中の母さん。
何事にも真剣にならない兄の直ちゃん。
そして私、佐和子。
「不幸」といってしまえばそれまでだけど、どこか壊れている家族。
なのに、決して暗くはなく、むしろあたたかい。
登場人物がみんな魅力的。
特にこの兄妹の恋人たちがとっても素敵。
最悪な状況にいるこの二人を、それぞれのやり方でではあるけれど、一生懸命正しい方向へ導いてくれる。
佐和子は平凡な普通の女の子なんだけど、人との出会いにものすごく恵まれていて、他者によって魅力を開眼してもらうタイプ。
その佐和子に突然訪れた試練・・・。
想像もしていなかった展開に、最後のほうは泣きっぱなしでした。
この試練をどう乗り越えるか・・・。
佐和子に限らず、すべての人がいいことも悪いこともいろいろ経験して、そのすべてを糧にして成長していくんだろうなぁ。
じわじわとではあるけれど、よい方向に進んでいく家族の姿がとても気持ちのいい作品でした。
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