画用紙のような肌触りのページにゆったりと並べられた文章。きっと、誰もがひとつ、それぞれの人生に響く言葉に出会うはず。小さくて軽やかなわりに安定感のある装丁は、何度も手にとってぱらぱらとページを繰ってみたくなる。また、文章の合間に飾られた何枚ものモノクロ写真が、本全体を「幸せな空気」で満たしている。少女たちの笑顔、広大な波打ち際、日だまりと老夫婦…。メッセージつきのポストカードを眺めている気分になる。
本書は、サブタイトルに「世界一小さなアドバイス」とあるように、もともとは、著者が、ある大学の卒業生に向けて書いたスピーチ原稿。ひとりの女子から友人へ、そのまた友人へとEメールで伝えられると、たちまちネット上で話題を呼び、出版されると世界中で大ベストセラーとなった。
著者は、『母の眠り』などで知られるアメリカの女性小説家で、ニューヨーク・タイムズ紙のコラムでピューリッツァー賞を受賞したコラムニストでもある。訳は、コーンウェルの「検屍官」シリーズなどを手掛けている相原真理子。本書のあとがきで、クィンドレンからのメッセージを日本の読者へ伝えている。(分須朗子)
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そんな時、この本を読んで下さい。人ごみの中ではなく、ウィークデイの就寝前の僅かなリラックスするひと時、また遅く起きたウィークエンドの朝でも、僅かな時間で読み終える一冊です。決して貴女の貴重な時間を無駄にしません。この本に出会えたことが貴方にとってすばらしい体験となることでしょう。
PS. 実は英語版を既に読んでいた私ですが、翻訳本のこの本、かなり忠実に訳されています。英語に興味のある方、何も絵本から始めなくてもこの一冊を日本語・英語で持っていればちょっとした手紙やカートに一言、気にいったフレーズをしたためて、友人に送ってもいいのでは?
仕事人間の皆さんのちょっとした息抜きとなる貴重な本です。
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