4月からずっと、マイ・へヴィ・ローテーションが、このアルバムだ。
前作は、かなりオーガニックな雰囲気だったが、今作はあまりその印象はみられない。しかし、全体的に音の幅が広がった感じがあるし、楽曲のバラエティも豊かになっていると思う。
どこかのインタビューで、暗めの曲は作らないというようなプリシラの語りがあったが、今回は寂しげなバラードも用意されている。その代表が「Cry Baby」という曲だ。悲しげにささやくプリシラの声が、心にしみ入ってくる。
全体的な仕上がりとしても申し分ないが、何よりもうれしいのは、日本版のボーナストラックだ。
前回来日時のビルボードライブで披露してくれた「カントリーロード」の日本語版が収録されており、原曲の切ない歌詞とプリシラの声のマッチングがこの上ない。
8月のビルボードライブでの生声が今から待ち遠しい。
ただ、苦言するとすればオリジナル版と日本語版、異なっている「アルバム・ジャケット」だ。オリジナル版に描かれている絵は、このアルバムのコンセプトを象徴していて楽曲と不可分だと思う。でも、ボーナストラックも外せない。
う〜ん。ファンをダブルバインド状態にするほど、素晴らしいアルバムだ。