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幸せのひこうき雲 (講談社BOX)
 
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幸せのひこうき雲 (講談社BOX) [単行本(ソフトカバー)]

安達 哲
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容説明

安達哲の傑作が講談社BOXで蘇る!   少年の性の目覚めと恋のめばえを精緻に描き、人生の閉塞の中でもがき苦しむ女性の性と生を赤裸々にえぐり出した安達哲の傑作、講談社BOXよりリメイク刊行!

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 248ページ
  • 出版社: 講談社 (2009/4/2)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062836998
  • ISBN-13: 978-4062836999
  • 発売日: 2009/4/2
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.4 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 324,593位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 これは買っておこう, 2010/6/17
By 
椅子人間 - レビューをすべて見る
(トップ50レビュアー)    (殿堂入りレビュアー)   
レビュー対象商品: 幸せのひこうき雲 (講談社BOX) (単行本(ソフトカバー))
長らく新品では買えなかった本作が昨年ようやく復刻されました。箱入りで値が張るし、自分は最初の単行本も持ってたけど、大好きな本なので保存用にまた買っちゃいました。「バカ姉弟」も面白いですが、やはり安達哲先生の本領は心の激痛を描いた作品にあると思います。「さくらの唄」が好きな人は、この本も読んでみてほしいです。

都会から田舎に転校してきたおとなしい小学校低学年の男児と、ど田舎にはそぐわないような美しく洗練された女教師との歪んだ性的関係が物語の中心となります。女教師のスカートの中を覗こうとした男児が、彼女に咎められ追い込まれていく描写には、迫真のリアリティーがある。

この漫画は、そこらの即物的なH漫画などより遥かに扇情的です。それでいて文学的で、心理描写にも秀でている。難しいテーマで密度の濃い物語を、高い構成力により単行本1冊に奇麗にまとめているのもポイント高い。

「幸せのひこうき雲」だなんて何やらのどかなタイトルですが、この由来がまた秀逸。読んでいくとわかりますが、さすがと言う他はありません。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ジョン・アーヴィング的なものを感じるんです。, 2009/5/30
レビュー対象商品: 幸せのひこうき雲 (講談社BOX) (単行本(ソフトカバー))
気まぐれに読み返してみたら(98年版の方です)記憶の底に残っていた印象とは違いました。とても暗いイメージだったのですが案外とハッピーエンドだったんだなと。そうはいっても脳天気な結末とは一線を画す。成長した主人公の言動に危うさを暗示している。少年にとって後付けの事実として「近親相姦」の背徳は持て余すに足る忌みとして彼の人格に暗い影を落としたはずです。成長した少年は自らを異端児として位置づけ、その風貌にはうらぶれた雰囲気が漂う。少年と教師の関係が母子関係にチェンジした瞬間の少年の無邪気な驚きの表情が示されて後、二人の関係性や生じる葛藤、わだかまりという、ある意味で最も肝腎な部分が描かれない物語であるとも言えます。人生に対する後悔を痛切に引きずりながら壊れそうに墜ちていく女を親子(少年とその父親)は結果的に更生させ救ってしまう。この作品を読み始めるとき、最初は少年に感情移入して読み始め、途中から女教師に移っていく。そして教師が少年の告白を聞くあたりから再度少年へ読み手の気持は移動する。そうなるとこの作品の結末をハッピーエンドと捉えることには違和感が残る。ただそれでも家庭の平和は維持され母子の関係は表面上良好を保っている。少年は幾ばくかの強さを身につけ心の葛藤を自身の問題として処理しようとしている様子が推し量られる。ここには作者の、滑稽に見える人生への皮肉とそれに翻弄される人間に対する愛しさとが表されているような気がします。「幸せのひこうき雲」というタイトルは安達哲流の楽観主義の表れかもしれない。(そう考えたら98年版の表紙のタイトルロゴ。「の」と「雲」が反転していたのにも意味があったように勘ぐりたくなるのですが。)
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12 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 愛と憎しみが戦っている, 2003/3/21
安達哲はどんな人生を送ってきたのだろう…心に染み付く翳を押し出す客観性。ここには嘘くさいハッピーがない。だからわたしは信じられる。
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