鈴木秀子さんのご本は幾冊か読みましたが、
私の場合、この本がいちばん親しみやすく即効性があるようです。
さて、内容の一部ですが、スマナサーラというお坊さん
と対談された中からの、そのお坊さんの教えですが、
本書から抜き出して(私なりにまとめての)ご紹介です。
不満があるから人は生き続けられる…
体の病気が辛い、嫌な人がいる、経済的不安などなど、「ああ 、こんなものさ。さて、どうしよう」と考えることが大切。
人間の生きる意欲は、それは不満だ、その不満がその人を生かし続けているというのです。満足したときは死ぬとき。
(なるほど、そういう考え方もあるなと、私は少し驚きました)
また、私も映画館で見たのですが、
「歓びを歌にのせて」という映画のあらすじと、それに対するコメント。「もっとあなたの音を出しなさい。
深いところからあなただけの音を出しなさい」という言葉(セリフ)が印象的。
それから、聖イグナチオ・デ・ロヨラの、
「起こってくる物事は、すべて中立であり、(それ自体に)
良い悪いはない」という言葉のご紹介。私流に言い換えると、出来事はすべてニュートラル、
良い悪いは自分の解釈次第、心が悩みを作り出している。
終わりのほうに、人間の本質に繋がって一生を生きつづけた人は、
晩年になって(何らかの)幸せを与えられる…
という部分も印象に残りました。
柳澤桂子さんのご本、「生きて死ぬ智慧」
からのご紹介ものっており、
ある方々にとっては、ご存知の内容が多いかもしれませんが、
それらが、鈴木秀子さんの深いご体験のせいか、
ご自身の言葉として必要最低限が記憶に残りやすいよう語られているような気がいたします。
本自体は、持ち運びに便利な大きさで、
バスや電車の中や、ちょっとした待ち時間などにも気楽に読めます。
この種の本が初めてのお方を含め、大切なことに心を向けるためにも、
生きる勇気(知恵)を見つけるためにも、どなたにも広くおすすめさせていただきます。