100年の時を経て、色褪せることのない優しさと悲しみが、現代によみがえる。
時代を超えて読み継がれる、オスカー・ワイルドの童話『The Happy Prince』(1888年作)が、溢れる才能で幅広い活躍を見せるアーティスト・清川あさみのテキスタイルにより、新たな絵本となって生まれ変わりました。布やレース、糸やビーズなどが緻密に縫い込まれた煌めく世界で、物語りからすくい上げた20ものシーンを表現しています。
金原瑞人の新訳は、オリジナルの文章の趣を損なうことなく、登場人物たちの心の移りかわりをなめらかになぞりながら、みずみずしい物語の世界へと、読み手を導いてゆきます。
作品の撮影を手掛けたのは、気鋭の写真家・今井智己。作品に柔らかな光と影を与え、布の片鱗、素材のしなやかさ、美しいディテールを細やかに浮かび上がらせました。
ツバメは、像になった王子の願いを叶えるため、彼がまとう金や宝石を貧しい人たちへ運びます。やがて冬が訪れ、鉛の心臓になった王子とツバメの亡骸は……。形にはできない大切なことを、果てしない優しさで伝える物語。
アートディレクションを中島英樹が担当。今注目のクリエーター達との出会いによって、不朽の名作に新たな命が吹き込まれました!
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