欲と恐怖が往来する株式市場を地獄と仮定するならば、そこに垂れ下がる1本の「蜘蛛の糸」が本書の思考法&実践法
「もっと、もっと、儲けたい」「できるかぎり損はしたくない」など、欲と恐怖が往来する株式市場。ここでは、心が少しでも不安定なままでいると、思わぬ事態に陥ってしまうことがあります。イライラしたり、他人を妬んだり、思惑と反対に動いた銘柄に呪いを掛けたり……。マイナスの感情をまき散らし、そのままに取り引きし、失敗し、またマイナスの感情をまき散らしていく。こうした負の循環に陥ると、地獄の底ではいつくばる亡者のごとく、もう上へは這い上がれなくなってしまいます。
芥川龍之介の小説に『蜘蛛の糸』があります。生前、蜘蛛を助けたことのある罪人カンダタのところに極楽浄土から蜘蛛の糸が垂れ下がってくる。それをつかんだカンダタは……、という話です(詳細は省きます)。 カンダタのところに垂れ下がってきた1本の蜘蛛の糸。欲と恐怖が往来する株式市場をあえて地獄と仮定するならば、「自分にも蜘蛛の糸がほしい」と願う人は、やはりひとりやふたりどころの話ではないことでしょう。
さて、本書で紹介する思考法や実践法は、株式市場という名の地獄において「蜘蛛の糸」となりうる存在です。「ストレスをためずに、心をスッキリさせて、難しいことはしないで、ラクに儲けましょう(願わくはガッポリ儲けましょう)」と提案しています。具体的に言うと、著者が自らの体験から悟った「損をしてしまう考え方」をはじめ、著者が投資家にとって最も大切だと考える「運(ツキ)を呼び込む方法」、著者が実際に利益を出している「カンニング投資法(※)」などを紹介。いろいろな意味で“ラクに投資できて稼げる”ノウハウを記しています。
小説『蜘蛛の糸』では、カンダタは「蜘蛛の糸」を自分のものだけにしようと試みて、再び地獄の底に戻っていきました。マイナスの感情持つと、やはりロクなことが起こりませんね。自分の内にマイナスの感情を呼び込まないように、株式投資編「蜘蛛の糸」で心をプラスに励みましょう。ちなみに、株式投資編「蜘蛛の糸」は投資家みなさんの目の前に一本ずつ垂れ下がります。「自分だけ」なんて、あせらなくても大丈夫ですよ。
※カンニング投資法とは
優秀な投資家さんを「参考」にして、自分も真似させていただく投資法。単なる真似事に終わらないように、どの銘柄を、どのような理由で買っているのか、きちんと自分の頭を使うことが大事なのは言うまでもない。
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